GFP融合タンパクをトランスフェクトして、安定株(?)を拾ったりする時に、強く蛍光のあるコロニーと蛍光の弱いコロニーがあって、強く蛍光のあるコロニーをクローニングするわけです。
悪夢のようなことですが、強く光るコロニーの細胞からリクローンした細胞で、再びGFP蛍光の強弱が出てくることは、それほど不思議なことではありません。そうすると、GFPを発現していると信じている細胞株が、実は殆ど親株と区別できなくなっていることも、場合によっては有るかなあと思うわけです。なんせ、NIH3T3の親株の自家蛍光と区別するのが難しいということですのでね。
私は誘導発現系に変えると、このような悪夢が殆ど無くなったので、ある種のGFPの毒性だったり、CMVプロモータの特殊な抑制(マウスでは有るとinvitrogenは言っている)だったりが有るのかなあと思っています。 |
|