サイズの違う複数のフォームが存在してるんじゃね。オルタナティブスプライスングとかそっち系がらみで。C末側一部欠損とかN末側一部欠損とか。論文やUniprotとか見てると膜受容体とか時々そういうのみるよ。モノクロとか、領域特異的ポリクロ抗体だとその抗体の守備範囲に応じたフォームしか認識できないからそういうふうになるんじゃね。あとさらにそこに糖鎖とかも絡んでくると分子量的にはさらにややこしいことになるわな。複数箇所に糖修飾があると、それぞれのフォームがどの領域含むかでも糖鎖の付き方も不均一になるかもしれないし。スメアということなので特にその可能性はありかも。
でも、endoFとか糖鎖切断酵素処理とか、プロテアーゼ処理とか、LCーMS/MSとかの他の手法も取り入れたり、抗体を上手に使いわければ、予想外の新発見につながる可能性もかなり期待出来るオブザベーションとおもう。『理論値どうりの分子量にばっちりシングルバンド出ました』的な仕事と比べると、これから暑くなるのにやること増えてあれかもしれないけど、相応の時間かけただけの見返りはあるように思う。 |
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