日常的に数種類のKOマウスのgenotypingをしているのですが、
かかりにくいものがいくつかあります。
特にそのなかでも、あるKOマウスはPCR productがKO用、WT用共に
1kb以下なのにも関わらず酵素はTAKARAのLA taqじゃないと増えず、
programも94℃/2min-(94℃/20sec-60℃/7min)x30cycle-72℃/10minと
ちょっと変わっています。
私が今の研究室に来る前に外注で作ったマウスでPCRの条件も外注先から
教わったものらしいです。
exon1周辺でのPCRなので構造上PCRがかかりにくいことは想像できるのですが、
それにしてもかかりずらかったり、プログラムが特殊だったりで
もっと簡便に確実に増幅できないものかと思っています。
去年NEBからQ5 DNA polymeraseなるものが出たとのことで
フレコミではGCコンテンツに影響されないとか、高次構造をとるような配列や
プロモーター、エンハンサー等のPCRにおススメと書かれていました。
値段もそこまで高くないので試してみたいのですが、
もし使ったことあるあるいは他の酵素と比較したことあるという方
いらっしゃいましたら感想をお聞かせください。 |
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