細胞が上手くとれずと書かれているので、回収率が低いと読み取りましたが違うのですか?
それとも、回収率には問題はなく、次の継代時の増殖率が悪いという現象が見られている状態を、上手くとれないと表現しているのですか?
上手くとれないと書かれている状況がどのような状況なのかを明確にしないと、どのステップに問題があるか
>沈殿にこない細胞と言うことは、遠心した時に浮遊物の中に細胞がいる可能性があると言うことですか。
ディッシュをディスパーゼで処理してゲルを溶かしたのちに、遠心チューブに細胞懸濁液を移して遠心していますよね。
細胞が壊れていない限りは、もともとあった細胞は、
・ディッシュに残っている
・チューブやピペットのの壁面についている
・溶液中に浮遊している
・ペレットになっている
あたりのいずれかの位置にいるはずでしょう。
細胞培養の操作に問題がないのでしたら、ディッシュに細胞が残ったままだったり、機器の壁面についているとは考えにくいですので、まずはじめに疑うのは溶液中に残っていることではないでしょうか。
>ちなみにPBSで希釈するのは、ディスパーゼを含んだマトリゲルの溶液を、ということでしょうか。
>一応ディスパーゼを使用した跡反応を止めるためにEDTAと混ぜていますが、これはどうでしょうか。
少なくとも細胞は培地やPBSよりも比重は高く、遠心したらペレットになります。
今の遠心している溶液の比重が高いために細胞が沈まないことが確認できた場合、今よりも溶液の比重を下げる簡単な方法としてはPBSを入れて溶液を希釈することです。
ただ、細胞が違う部分にいるために回収できないのであれば、希釈は解決につながりません。
そのため、先に回収後の時点で細胞がどこにあるかを確認する必要があるでしょう。 |
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