み様、qq様
ご返信ありがとうございました。
>medium中に添加する培養細胞レベルの実験なら、果たして生理的な低濃度で充分な効果が見らえるか怪しい気がしますし、また、用いているインスリンも精製品でしょうが生体内で機能しているものと比較して100%の活性があるかどうかも気になります。
確かにおっしゃるとおりかもしれません。
しかし、個人的にはインスリンの作用機序として血中から組織中へ移行することを考えると、細胞を用いた実験では血中インスリン濃度よりも低い濃度で作用が見られても良いような気がします。
もちろん、精製品中の活性状態のインスリン量と、用いる培養細胞、初代細胞のインスリン感受性によって決まるのでしょうが…。
>IGF1受容体にInsulinは1000倍程度低い親和性で結合して、作用します。
ug/ml程度で作用するインスリンの作用は、IGF1やIGF2を視野に入れて見ている可能性があります。そのような前提で論旨を進めている場合が多いのではないかと思いますよ。
特異的なリガンドでの検討を要求されることも多いと思います。
恥ずかしながら、IGFを視野に入れて見ている可能性のことは考慮して論文を見ておりませんでしたので参考になりました。
実際に自分で実験を行う際には用いるインスリン濃度の予備検討は必須ですし、予備検討の結果、効きそうな濃度のうち、一番低い濃度で実験を行なったほうがいいのでしょうね。 |
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