>[Re:6] カルシウムさんは書きました :
> Thapsigarginで刺激して細胞質のカルシウムをFluo4、ミトコンドリアのカルシウムをRhod2で同時に追った後、さらに追加でイオノフォアを加えるともう一度それなりに大きなピークが両方で観察されるという事です。細胞外液はカルシウムフリーを用いていますので、小胞体内のカルシウムがリークしているのだと考えています。
確かにERのCaが空になるのかは疑問だけど、もう一点、SERCA-negativeのカルシウム貯蔵部位は存在しないのかな?っと思った(ミトコン以外でね)。
>SERCAを阻害してなぜ数十秒のスパンで大量のカルシウムが漏れてくるのか少し疑問にも思っています。IP3RやRyRがだだ漏れしている、という訳ではないように思うのですが、かなりの量のカルシウムが常に漏れ続けてSERCAによってくみ上げられ続けている、ということでしょうか。
刺激なしの状態でも一定の速度でIP3RやRyRから漏れているという事で良いのでは?それがpassive leakというものではないでしょうか。専門家ではないので間違っていたら済みません。
> Complete depletionというのは、特に標的分子の活性化、という訳ではなく、いくつかの遺伝子破壊細胞株や疾患由来細胞株を用いて小胞体内のカルシウム量を計測したいと考えています。
thapsigarginによる数分間〜10分程度のpassive leakの量を比較してstorageに差があるかどうかを見ている論文は存在しますよね。まあ僕が読んだものは差は無いというデータだったのでreviewerから深く追及されなかっただけかもしれませんが。
Caフリーの培地中でtahpsigarginによりER-Caを空にしておいて、Ca含の培地に戻してER-Caを充填して、その後何らかの刺激をしてCaトランジエントを観たりしている論文があったような・・・。
storage contentを論じていたのかSTIM-ORAI系の機能を観ていたのか忘れましたが。。。 |
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