「溶解バッファー(バッファー+NP40)」の内容が不明ですが、その方法はglycogen抽出を行う際の標準的な方法に従っていますか?
細胞からの抽出効率は大変計測しにくいので、アルカリボイル法や凍結融解など別の方法を用いた方がよいかもしれません。
感覚的な話で申し訳ありませんが、6-well plateの1 well(35mm dish)からのcell lysateをエタノール沈殿しても、目に見えるほどの大きさのglycogenペレットは生じないと思います。
バッファー中の塩などが濃縮されて析出しているのではないでしょうか。
例えば、この溶解バッファーのみ(細胞を含まない)に2倍量のエタノールを足したとき、白濁や沈殿が生じないことを確認されましたか?
また、沈殿が生じる原因を明らかにするのもよいですが、glycogen測定が目的だとするならば、溶解バッファーに既知量のglycogenを添加して処理を行うことで、添加した量のglycogenが正しく測定できることを確認されてはいかがでしょうか。
また細胞のlysateに既知量のglycogenを添加した場合、添加した量のglycogenが正しく測定できることを確認されましたか? |
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