同じくリンタングステン酸のネガティブ染色で、タンパク質分子をTEM観察する機会がある者です。
”真っ黒なオブジェクト”は電子線が透過しないほど分厚く乾いたリンタングステン酸ではないでしょうか。
染色剤のpH調整にKOHかNaOHを使用すると思いますが、アルカリが加わるほど粘性が上がり、グリッド上の凹凸に染色剤が溜まりやすくなります。
染色剤濃度を3%未満、pHを酸性寄りに何点か染色条件を検討されてみてはいかがでしょうか。
試料同様に、染色剤も濾紙で吸い取るほうが良いと思います。
私が観るのは分子なので参考にならないかもしれませんが、
1% リンタングステン酸水溶液(pH 4.0)でネガ染しています。
非常に薄いコントラストになります。 |
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