迅速なレスポンスに感謝致します。
> タンデムにshRNAを三つつなげたコンストラクトを作っているのをみたことがあります。
異なるsiRNAコンストラクトのpoolを使う場合もあると考えると、一つずつ発現させるより三つまとめて導入したほうが高いサイレンシング効果が得られるかも知れない訳ですね。make senseです。
> あと、40%では満足ではあなたの実験見たいもが変化しませんか?
> KD実験はタンパクの半減期が長いと効果が見れるのに時間がかかるといわれています、もう少し培養を引っ張ってみるといいかもしれません。あるいは、とランジェンとでもけいだいしてもう一度トランスフェクションするとかもありかと。
なるほど。stableを取得した直後だと望む程クリアなサイレンシングが見られないケースもあるのですね。
> はじめのpuromycinによるセレクションによってどのくらいが生き残ったのでしょうか?普通のトランスフェクションによって安定発現株になるのは10%以下だと思います。3−4日後にも生き残っている細胞は単に一過性にpuromycin耐性遺伝子を発現した細胞で(ゲノムに組み込まれずに)、その後、新しいシャーレに移すことにはほとんどがpuromycin耐性遺伝子を脱落しているのではないでしょうか?
> 最後に死滅したときでも数パーセントぐらいは生き残っているような細胞はなかったのでしょうか?
> 私もまだセレクションが終わってないような印象があります。生き残っている細胞を培養し続け見てはどうでしょうか。
最初の選択で生き残った細胞数は10%以下だったので、それらしく思えました。ご指摘の通りpuro偽耐性だったのかと想像しますが、シャーレに移した後、一度プレートに接着しているにも関わらずpuro (-)の培地でも死んでしまったことが疑問です。puromycinはreversibleなはずですが、培地交換するだけでは阻害がリセットされないのでしょうか…。
当該遺伝子は293へのsiRNA導入でのKD例が論文になっていますが、60%ぐらいの阻害効果で、growth rateが低下することが報告されています。この遺伝子のKD
が運悪くpuro耐性遺伝子の発現に影響…なんて可能性は有り得るのでしょうか。そもそもshRNAを発現させるという系自体をあまり見ない気がするのですが、遺伝子やコンストラクトによっては際立った効果が得られることもあるのでしょうか? |
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