同じオスマウスと同じメスマウスから生まれた仔マウスだけを集めて、実験をしようとするとNを集めるのにだいぶ時間がかかっちゃいますよ。
時間がかかること以外に実験への考えられる悪影響としては、
・サンプルの保存期間がずれることによるデータのばらつき
・親マウス(特に、メスマウス)の加齢による仔マウスへの影響(授乳量など)
同腹マウスを使った解析では、
ヘテロオスマウス(M1)とヘテロメスマウス(F1)の親から生まれた同腹マウスのWT,KOのペア(同腹マウスペア1)
ヘテロオスマウス(M2)とヘテロメスマウス(F2)の親から生まれた同腹マウスのWT,KOのペア(同腹マウスペア2)
ヘテロオスマウス(M3)とヘテロメスマウス(F3)の親から生まれた同腹マウスのWT,KOのペア(同腹マウスペア3)
という感じで、同腹マウスペア1,2,3を集めていってNを増やしていきます。
M1とF1の親から生まれたヘテロマウスのオス、メスを掛け合わせって更に同腹マウスペアを作るのも可能です。
※上の話はすべてのマウスがC57B6など同じバックグラウンドであることが前提です。
M1とF1がそれぞれC57B6と129の50%ずつのハイブリッドだったりする場合にはまた話も変わってきますが。 |
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