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同じ効果をもたらすアゴニストとアンタゴニスト トピック削除
No.1465-TOPIC - 2013/02/20 (水) 12:39:47 - さくら
いつも勉強させて頂いております。

ある遺伝子Aのプロモーターに結合する核内レセプター(転写因子)に着目して解析しております。その核内レセプターのアゴニストとアンタゴニストをそれぞれ加えて、遺伝子Aの発現を見たのですが、どちらの場合でも発現は落ちてしまいます。一方、別の遺伝子B(このプロモータにも、この核内レセプターは結合します)の発現を調べると、アゴニストでは落ちるが、アンタゴニストでは落ちないことが分かりました。教科書的にはアゴニストとアンタゴニストは逆の作用をするものだとは思いますが、同じアウトプットが出てきてしまうことはあるのでしょうか。
 
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(無題) 削除/引用
No.1465-7 - 2013/02/20 (水) 16:27:42 - おお
アゴニストとアンタゴニストを定義した実験系では、再現性が取れるべきで、そのほかの系で同様な反応を示すのなら、同じように作用していると結論できます。今回そうでない結果が出たので、アゴニストとアンタゴニストを定義した実験系とは違うことが起きているということだと思いますけど。

レチノイン酸でも結構複雑で単独でも転写を上げる効果と下げる効果があります。いずれも核内受容体に結合して DNAの結合を促進するにもかかわらず。こういう場合おそらく転写にネガティブに働く場合はアンタゴニストをいれても効果ないかもしれないですね。

LGD? 削除/引用
No.1465-6 - 2013/02/20 (水) 15:24:31 - ~
あるかどうかでいうと、転写因子のアゴニストと呼ばれる物質とアンタゴニストと呼ばれる物質の双方で、転写の活性化が見られることはあります。

>そういった仮説を立てているわけではなくて
「行う実験条件ではアゴニストにより転写の活性化が見られる」という仮説を立てて実験をし、それが偽であったためにその理由を探すためにここで質問しているのですよね。

もう少し噛み砕いて言うと、「行う実験条件ではアゴニストにより転写の活性が見られる」という”つもり”で実験し、それが違うことが分かったのですよね。
その場合、実験操作が間違えていないかを確認する必要もありますが、
「行う実験条件ではアゴニストにより転写の活性が見られる」と考えた根拠を確認し、今回はその根拠となる条件と何が異なるかを調べることが、原因追及につながるでしょう。

(無題) 削除/引用
No.1465-5 - 2013/02/20 (水) 15:15:53 - in situ
まず、基本事項の確認になりますが、遺伝子Aの発現を見る時に適切なインターナルコントロールは置いていますか?

通常アクチンをインターナルコントロールとして用いることが多いと思いますが、ターンオーバーの早い因子の場合、アクチンをインターナルコントロールにするのが不適切であることがあります。

アゴニストとアンタゴニストが遺伝子の発現に対して同様の作用を示す機構もフィードバックループなどで説明は可能だと思いますが、まずはその発現抑制が本当に転写因子依存的かどうかの確認が先だと思います。

(無題) 削除/引用
No.1465-4 - 2013/02/20 (水) 15:10:18 - qq
>同じアウトプットが出てきてしまうことはあるのでしょうか。
ありません。
あなたが適切なアウトプットを選んでいるのであれば、あなたがアゴニストと呼んでいる分子がアゴニストでないか、アンタゴニストと呼んでいる分子がアンタゴニストでないかの、いずれかです。
適切なアウトプットとは、アゴニストが当該の核内受容体で転写活性化し、更に、アンタゴニストが当該の核内受容体を介して抑制するような標的遺伝子を選び、その遺伝子発現を見ることです。

(無題) 削除/引用
No.1465-3 - 2013/02/20 (水) 14:23:54 - さくら

> いいかえると、使用した材料でアゴニストによる目的遺伝子の転写の活性化とアンタゴニストによる目的遺伝子の転写の抑制、が起きるという仮説はどこから来たのでしょうか?

そういった仮説を立てているわけではなくて、アゴニストとアンタゴニストが同じ作用、またはアウトプットをもたらすことがあるのかという質問でございます。

TZD? 削除/引用
No.1465-2 - 2013/02/20 (水) 13:52:32 - ~
遺伝子によって薬剤が転写活性に与える効果が変わる報告はありますので、なぜ問題が生じていると考えているのかがよく分かりません。

>教科書的にはアゴニストとアンタゴニストは
ここで書かれているアゴニストとは、ある条件で転写の活性化を起こすことが報告されている物質のことで、
アンタゴニストとは、ある条件で転写の抑制を起こす物質ことが報告されている物質のことですよね。

今回の実験で材料、遺伝子、アゴニスト、アンタゴニストはどのように選定されたのでしょうか?

いいかえると、使用した材料でアゴニストによる目的遺伝子の転写の活性化とアンタゴニストによる目的遺伝子の転写の抑制、が起きるという仮説はどこから来たのでしょうか?
その仮説の根拠となる文献があるのでしたら、その文献との条件の違いを調べてはいかがでしょうか。

同じ効果をもたらすアゴニストとアンタゴニスト 削除/引用
No.1465-1 - 2013/02/20 (水) 12:39:47 - さくら
いつも勉強させて頂いております。

ある遺伝子Aのプロモーターに結合する核内レセプター(転写因子)に着目して解析しております。その核内レセプターのアゴニストとアンタゴニストをそれぞれ加えて、遺伝子Aの発現を見たのですが、どちらの場合でも発現は落ちてしまいます。一方、別の遺伝子B(このプロモータにも、この核内レセプターは結合します)の発現を調べると、アゴニストでは落ちるが、アンタゴニストでは落ちないことが分かりました。教科書的にはアゴニストとアンタゴニストは逆の作用をするものだとは思いますが、同じアウトプットが出てきてしまうことはあるのでしょうか。

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