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ラット肺癌細胞株SLCの生物学的試験について トピック削除
No.1341-TOPIC - 2013/01/16 (水) 15:03:37 - さやと
候補が少ないラット肺癌細胞株で、SLCを用いています。
始めに、SLCに適した培養方法を検討していたのですが、下記のような状況で少しの改善は見られましたが、生物学的試験を行う際に工夫することも考え始めています。

本来、浮遊細胞であり、データシートに書かれている、10%FBS添加RPMI-1640培地で培養すると、浮遊細胞用のプレートでも、半分以上が浮遊でなくなり、底面に沈み、シャーレを軽く揺すっても動かない状態になっています。中には、小さな突起を出したり、球形を崩しつつあるものもあります。
また浮遊状態でいる細胞も、凝集体が多く、それもどうにか少なくしたいと思っています。

無血清やカルシウム濃度の低下、RPMI1640からαーMEMへの変更等、色々行ってきました。
現時点では、MEM:SMEM(Ca,L-Glu不含)を1:1にし、SMEM分に対するL-Glu、全体に対するNEAAを入れ、10%FBSで培養することで、少しずつ状況が良くなっています。

次に、培養細胞を用いて、生物学的試験を進めていこうと思っていますが、浮遊細胞の培養経験が少なく、こちらに投稿させていただきました。

RNAやタンパク質抽出以外に、増殖能、非足場依存性増殖、形態学的解析を行う予定でいますが、他に行うべき試験がありましたら、教えてください。
 
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(無題) 削除/引用
No.1341-8 - 2013/01/17 (木) 20:39:35 - qq
ラットの腹腔で継代してるじゃない。

(無題) 削除/引用
No.1341-6 - 2013/01/17 (木) 20:04:16 - さやと
qq様、おお様
ありがとうございます。
SLCは、樹立した佐藤先生の名を取ったSato Lung carcinomaで、どのような肺癌かは東北大のセルバンクにも理研にも書かれていません。また写真も掲載されていないので、関連論文を探してみたいと思います。
理研から購入していますし、形態・継代方法等は確認しています。接着性なしで、継代は希釈法です。ヒトの肺腺がんでも、浮遊細胞がいくつかあります。

理研にも問い合わせをしましたが、多少接着する細胞がいるとのことでした。
おおさまのご指摘通り、コーティングも考えていきたいと思います。

(無題) 削除/引用
No.1341-5 - 2013/01/17 (木) 14:19:24 - おお
>small lung carcinoma
私もそういうふうに勘繰っているのですが。。。
肺がんなどで浮遊している細胞はあまり記憶にありません、個人的には。

浮遊している細胞でも、コラーゲンとかコートしたディッシュなら接着させることができるとは思いますので、そういう状況で接着細胞と同様にあっせいする事も可能かと思います。

もしもともと浮遊している細胞なのであれば、細胞が変わってしまっている可能性もあるかもしれませんので、購入やほかの研究室から分けてもらうとかした方がいいかもしれません。

また浮遊細胞であっても、必ずしもディッシュに全くつかないわけでなく、一部接着して増えたりする様な細胞もありますし。細胞塊を形成しながら増える細胞もあります。オリジナルの細胞の写真など見たことがありませんでしょうか?なければぐぐったり調べたりしてみてはどうかと思います。樹立したペーパーがまあ調べるにあったって王道でしょうけど。1970年とかすごい古いものもまあありますし。

(無題) 削除/引用
No.1341-4 - 2013/01/17 (木) 12:48:27 - qq
>元来浮遊細胞であるSLCを、接着細胞としてみていくか、
SLCって、small lung carcinomaでしょ?
理研セルバンクは、確認済でしょうか?
この細胞で良いのなら、epithelial-like、接着細胞になってますよ。

ありがとうございます 削除/引用
No.1341-3 - 2013/01/17 (木) 11:48:31 - さやと
おお様

ご丁寧にありがとうございます。
最終的な目的を書かずにすみません。新規化合物の効果を見ることを考えています。

接着細胞でしたら、おお様が書かれているような方法も含めて、癌の性質を中心に、腫瘍性の抑制効果をみることを考えていました。
元来浮遊細胞であるSLCを、接着細胞としてみていくか、接着浮遊両面でみていくか、も迷いましたが、浮遊細胞を増やす培地を検討することにし、うまくは行かずという結果でした。

もう少し浮遊細胞に関して、何ができるか、調べてみたいと思います。

ありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.1341-2 - 2013/01/17 (木) 02:48:10 - おお
つれない対応をするとするなら、何でも好きなものをやってくださいとなるのですが、、、

結局のその研究の目指すものがなにかではないでしょうか。

がんの性質なら、浸潤性とかもあるでしょうし、もしかしたらどんなマーカーを持っているかとか、ミューてーションがどの遺伝子にあるか、それぞれの培養上の性質と動物ないでのビへいアーの性質の違いとかもチェックしたくなるかもしれません。浸潤せいだけに注目しても、メタ露プロテアーゼの発現、活性はどうか、インテグリンのサブタイプの発言とか、フォーカルアドヒージョンの形成とか、アクチンファイバーの流動性とか、ウーンドヒーリングあっせいしたらどうかとか、

上げたら無限にありますけど全部しますか?それともどれを選択しますか?

あとなぜ浮遊細胞としてそんなに厳しい条件のビへいアーを必要としているのでしょうか?

ラット肺癌細胞株SLCの生物学的試験について 削除/引用
No.1341-1 - 2013/01/16 (水) 15:03:37 - さやと
候補が少ないラット肺癌細胞株で、SLCを用いています。
始めに、SLCに適した培養方法を検討していたのですが、下記のような状況で少しの改善は見られましたが、生物学的試験を行う際に工夫することも考え始めています。

本来、浮遊細胞であり、データシートに書かれている、10%FBS添加RPMI-1640培地で培養すると、浮遊細胞用のプレートでも、半分以上が浮遊でなくなり、底面に沈み、シャーレを軽く揺すっても動かない状態になっています。中には、小さな突起を出したり、球形を崩しつつあるものもあります。
また浮遊状態でいる細胞も、凝集体が多く、それもどうにか少なくしたいと思っています。

無血清やカルシウム濃度の低下、RPMI1640からαーMEMへの変更等、色々行ってきました。
現時点では、MEM:SMEM(Ca,L-Glu不含)を1:1にし、SMEM分に対するL-Glu、全体に対するNEAAを入れ、10%FBSで培養することで、少しずつ状況が良くなっています。

次に、培養細胞を用いて、生物学的試験を進めていこうと思っていますが、浮遊細胞の培養経験が少なく、こちらに投稿させていただきました。

RNAやタンパク質抽出以外に、増殖能、非足場依存性増殖、形態学的解析を行う予定でいますが、他に行うべき試験がありましたら、教えてください。

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