現在、TEV切断によるタンパク質の精製を行っております。
1、ウサギライセートを用いてFLAG-TEV-HA-ProteinXを合成
2、合成したFLAG-TEV-HA-ProteinXをFLAG-M2ビーズで免疫沈降
3、免疫沈降したビーズをTev protease溶液(HEPES, KCl, MgCL入り)で4℃ オーバナイトでインキュベート
4、上精をHA-ProteinXを含む溶液として回収
5、残りのビーズをサンプルバッファーでボイル。
これらのサンプルをHA抗体をWBしました。
1、2からのサンプルからはFLAG-TEV-HA-ProteinXが検出されました。また免疫沈降後の残りのライセートは目的タンパク質がかなり減少していることから、免疫沈降の効率も良いです。
しかし4のTEV protease処理した上精からは何も検出されず、さらに5の残りのビーズにも切れ残りが残っているわけでもなく、なにも検出されませんでした。
なぜかTev protease処理後に目的タンパク質が消えてしまいます。
どのたかこのような現象を経験された方はおりますでしょうか? |
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