>[Re:12] うえすさんは書きました :
> タンパク質濃度を何点か降ること、10%vs8%ゲルでの比較をしてみたところ、バンドがやや太く現れるようになりました。
> うまく転写されていなかったかもしれません。今後はゲル濃度を変えて行っていこうと思います。
均一ゲルでやるとき、ゲルの上から3分の1までの領域は転写の効率の影響を大きく受けるので、ゲルの濃度の選択の時の目安にすればいいかと思います。昔のバイオ・ラッドのプレキャストゲルの泳動パターンを示した図にはトランスファーに適した領域が色分けされいて、それが大体経験上三分の一あたりというのと一致していた。
前にも書きましたがウエットでオーバーナイトトランスファーをすると上から3分の1の領域のトランスファーもかなり改善されますし、最近は新しいトランスファーシステムも出てきて改善されているケースもあるようです。
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> トランスファー効率はゲル全体で均一なものかと思っていたのですが、言われてみれば10%ゲルからトランスファーするときは、マーカーですら250 kD付近のバンドが完全には転写されずゲル側に残っていることがよくあります。
感覚を掴むという意味でトランスファーしたあとのゲルをCBBなどで染めてみるといいです。絶対に毎回やらないといけないとか言うものではないですが、実験の各ステップでどのように(ちゃんと)ワークしたか確認する作業は大事です。実験系がブラックボックスになっていてアウトプットがバラけるというのが混乱の原因になりえるし、確認できる各点での状況を把握しておくとトラブルシューティングもしやすいので。
その他の高分子のトランスファーを改善する他のチップとしては、
トランスファーバッファーの改善
メタノール濃度を下げる(10%とか場合によっては5%)、ただし低分子の吸着量は減るかも。
高いpHのバッファーをつかう(蛋白をよりネガティブにチャージさせる)。
ゲルの改善
0.75 mmとか薄いゲルを使う。載せれるタンパク量、容量は減りますが、解像度も上がるので感度的にはそこまで心配しなくてもいい。 |
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