>インサートする配列が200bpと長すぎると外注での塩基配列の作成の値段が上がるのも懸念点です。
読み返しましたがインサートはPCRで用意するのでなくて、DNA合成で作るということでしょうか?
それなら2種類のやり方があります、オリゴを作るときにアニーリングするとBsa(など)で切った切断面と相補の5’突出末端ができるようにする。ただし、この場合合成オリゴはリン酸化されてません。インサートにしようとする配列が一種類(タンデムに複数繋げない)なら、ベクター側のBsa(など)の切断面のリン酸化で環状にできますのでライゲーションが成り立ちますが、タンデムにオリゴをつなげたいならオリゴの方にもリン酸がついている必要があります。理解が追いつかないならリン酸かしておいたほうが無難なのでオリゴを注文するときにリン酸化修飾されたものを注文するといいかと。
もう一つの方法はBsa認識部位を末端につける場合で、この場合はBsaで切断すればリン酸がついているのでリン酸化で心配する必要はありません。しかしながらBsa認識部位の外にいくらかの塩基を追加したほうがいいです。NEBのToolではPCRの場合のデザインで6塩基余分につけていて、そのPCR産物をBsaで切る用になってたかと思います。絶対に6塩基ということではないですので7塩基とか長い分には配列がアニーリングで変にならないものならベターかもしれません。
要するに
(6塩基)ーBsa認識配列ーNNNNNーYour sequenceーNNNNNーBsa認識配列ー(6塩基)
でオリゴを作りアニーリングしてBsaで切りLigationする。
こういうデザインでも200bpにはならないので、どういう発想だったのか気になるところです。ただ100bpまでは行かないにしてもいくらかは長くなります。 |
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