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5%の発現差のある遺伝子群 トピック削除
No.13141-TOPIC - 2025/10/14 (火) 08:37:08 - けん
レセプターに対して、リガンドを加えて、その反応を見ています。
解析したところ、遺伝子Aに発現量の差があることがわかりました。さらに遺伝子Aはとある80個の遺伝子群に関わっていることが過去に報告されているので、しらべたところ、3-8%程度の差があることがわかりました。

80個のうち例外は、20個くらいで、他の70個くらいは概ね、この結果に従っています。

ただ、たった5%なので、個々の遺伝子は、p値が差が出ていないのですが、こんな微量な差でも差があると言い切っていいものなのでしょうか。
 
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No.13141-4 - 2025/10/20 (月) 12:47:52 - asan
>ただ、たった5%なので、個々の遺伝子は、p値が差が出ていないのですが、こんな微量な差でも差があると言い切っていいものなのでしょうか。

特定の遺伝子リストに載ってるものが与えられた変化で全体として変化してるか?ということを統計的に処理する方法はいくつかあると思います。一番わかりやすいのはFisherの検定をしてあるリストの遺伝子がDEGに濃縮されてるかを見るとか(GO解析など)、ノンパラメトリックならGSEAのgene setをつくって優位にあるとかも出せると思います。

もっとも、バイオ系の論文だと特定データをこねくり回して優位だからって結論を出すより、別の角度からとったデータをふまえて”総合的に見て”意味がある、というほうが説得力がある気もします。それなら、別に20/80でもそれらをheat mapにしてAに関連する複数の遺伝子は全体的に影響してることもわかる、って1つのfigを作るだけで十分ではないでしょうか?個別分子でP-valで優位でなくても、残りの60個も期待通りの変動傾向がみえるだけでもいいと思います。

本質的なことをいうと、Aによって制御を受けるとされる80個の遺伝子全てが同様にAの量に応答するかはわかりません。シグナル伝達でネガティブフィードバックなどを構成する因子であればシグナルの強弱に感度よく応答しますが、関連が弱い分子が全て動かなくても”コンテクストによる”とも言えます。よって、たとえばHIFの活性がある、というデータを示す場合にHIF関連遺伝子を全て見なくても、重要なものを複数確認してqPCRデータを並べて表示などはよく論文でされてます。オートファジー、アポトーシス、細胞老化マーカー、とかそういうケースはよくあります。当然それらの遺伝子発現だけで証明とはなりませんが、データの一つとしては有効でしょう。

(無題) 削除/引用
No.13141-3 - 2025/10/15 (水) 00:07:18 - おお
cvbnさんと同じ意見です。
その変化のあった遺伝子群により期待できるフェノタイプを見てみるとある意味検証になる可能性があると思います。

(無題) 削除/引用
No.13141-2 - 2025/10/14 (火) 08:58:08 - cvbn
有意差あり、には達していないけど、増加/減少する傾向は見られる、と書いてP値を具体的に記載するというやり方は時々あります。論文の読者は、サンプルサイズを大きくすれば有意差はあるかもしれないのでこの知見は無視できないかも、と推察できるので、これはこれで大切な情報になります。有意差なし 残念 終了  だとそうした情報も読者は得られないのでそこから何も考察できません。negativeなデータでも(ていうか自分でそう思っても)できるだけありのままopenにした方が、そこから将来、もっと頭のいい人が何か大切なことを見出して次に繋げるので論文の持つ学問的な価値は上がります。
差異の程度とその生物学的な意義はその結果からだけでは判断できませんので、他のデータも合わせて総合的に考える必要はあると思いますし、この研究からだけでは結論出ないかもしれません。場合によっては条件設定や比較の組み合わせやサンプルサイズなど実験のデザインも再検討してみる必要はあるかもしれません。

5%の発現差のある遺伝子群 削除/引用
No.13141-1 - 2025/10/14 (火) 08:37:08 - けん
レセプターに対して、リガンドを加えて、その反応を見ています。
解析したところ、遺伝子Aに発現量の差があることがわかりました。さらに遺伝子Aはとある80個の遺伝子群に関わっていることが過去に報告されているので、しらべたところ、3-8%程度の差があることがわかりました。

80個のうち例外は、20個くらいで、他の70個くらいは概ね、この結果に従っています。

ただ、たった5%なので、個々の遺伝子は、p値が差が出ていないのですが、こんな微量な差でも差があると言い切っていいものなのでしょうか。

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