33342の方は膜透過性がよく、わたしもマンマルの生細胞のまま染めた経験があります。33258はあまり透過性がよくなくそういう場合は33342の方がよいというはなしでした。
なので33258でmembrane integrityをみれるのではないかと思っていたのですし、実際にそういう示唆をがありますが、実際発表されている文献は意外と少ないです(あるにはあります。とくにspermにたいする凍結によるダメージとか)。逆に33258はいちおう透過性がある事になっていて、PIとのコンビネーションで死細胞、正細胞の区別をしているものもあります。
いま予備実験では33258では細胞はとりあえず生きてあるであろうという状況で、プレートリーダーをつかってみるとほとんど蛍光活性がなく、細胞が死ぬと思われる状況では活性があがってきています。
系がワークすることが示せているならば、実験として成り立つ主張はできるので、それで良いのかもしれませんが、33258は細胞の中に入ると強く言われるとやはりやりにくいと思っています。このようなことで皆さんのご意見をおきかせください。
念のためDAPIも使ってみようかと思っていますが、DAPIはDNA結合時の蛍光活性は非結合時の10倍くらい、33258は30倍前後(20ー40)といわれているようですし、強さから言ってこちらの方が安心かなあとおもって33258(すでに手元にあったので)を使ってます。
皆さんのご経験などおきかせください。 |
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