LB+抗生物質8mLを50mLチューブで振盪培養一晩(蓋をしないで、火であぶったアルミを軽く被せる)
3200gで10分遠心(ラボで使える50mLチューブのマックスなだけです)、2倍量のminiprep溶液で調整(私が使っているキットだと、溶液3を加えると1.5mLぐらいになるのでエッペンチューブに移してMax遠心)、上清をminiprepカラム2本に分け、洗いの過程を倍に増やし、後は普通に溶出しています。DH5a、ハイコピープラスミドだと、ちょうど40から50マイクログラムぐらいの収量です。
注意点:
溶液1の段階は気持ち長めに5分ぐらい(容量少なめなので、完全なRNA分解を促すため時間で稼ぐ感じです)
溶液2は緩やかに混和(蓋するのが面倒なので、転倒混和はしません)
溶液3後は多少激しめに混和(遠心後に上清がクリアでなければ、再度混和、再度遠心)
私はminiprep用のバキュームを使い(自作かキアゲン)、最後のエタノール洗浄の後に、遠心3分で完全にエタノールを取り除いています。
トランスフェクションなど、特に問題に思ったことはありません。
たくさんサンプルがあると、カラムの本数が増えますが、2倍程度ならそれほど苦にならないかな、といった感じです。
収量も私の実験にはちょうど良いので、いつもこの方法です。
ブランドにもよりますが、だいたい20から30マイクログラム/miniprepカラムの収量が期待できるそうです。お使いのカラムの容量から逆算して、培養量、洗いの過程などを調整してみてはどうでしょう。洗い用の溶液はラボに余りがたくさんあるので、私の環境では足りなくなることはないです。 |
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