お世話になります。
高脂肪食をC57BL/6Jに摂取させる実験を行っています。
摂取開始後、2-3週間で糞便に鮮血の付着が認められる個体が散見されます。
乳白色の糞便表面に、赤い血液が付着しており、目視で容易に確認できる状況です。
興味深いことに、試験食群(食物繊維素材含)では、この鮮血が一切確認されません。
状況から、高脂肪食により直腸付近での出血を疑っています。
一方で、食物繊維食群では、短鎖脂肪酸産生に伴って腸管のバリア性が向上し、鮮血が認められないと予想しています。
食物繊維にポジティブな機能があることは喜ばしいのですが、腸管での出血が疑われる個体を含む群をコントロールとして扱うことが適切か悩んでおります。
なお、この現象はカロリーベースで60%がラードの高脂肪食と45%がラードの高脂肪食、いずれでも再現されました。
また、解剖所見で腸管に目立った出血個所は見られませんでした。
この現象は、高脂肪食では普通に起こりうるものなのでしょうか?
防ぐ方法や、考え方について、ご知見をお持ちの方にアドバイスを頂けましたら幸いです。 |
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