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オルガノイドのホルマリン固定 トピック削除
No.12948-TOPIC - 2025/05/10 (土) 06:10:05 - EAT
オルガノイドのノウハウのないラボに所属しています。

オルガノイドを作成し、まずはwhole mountで固定でして、HE染色像を作成したいのですが、プロトコールの文字を追ってもいまいち理解が不足しています。

Geltrex™ LDEV-Free Reduced Growth Factor Basement Membrane Matrix, 1 mL
を使用しています。

自分の理解では、ドームをチップの先でかき回して、崩して、冷却をするとゲルが液状になって、それを培地で何度か洗うのだと思っているのですが、正しいでしょうか?
 
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(無題) 削除/引用
No.12948-8 - 2025/05/16 (金) 14:00:11 - とろ
私もMatrigelしか使ったことがありませんが、氷冷PBSや培地を流し込んでピペッティングをすれば見かけ上は溶けますね。遠心するとゲルが沈殿して層になりますが、細胞の回収する程度であれば問題ないです。
GeltrexはMatrigel通常品よりも平均タンパク質濃度が高いようなので、溶けにくいかもしれません。

コーニングのアプリケーションノートでは、既に挙げられているCell recovery solutionを使った手法が紹介されていますね。
https://www.corning.com/media/jp/cls/documents/jp-literature/applicationnotej/Corning_Matrigel_Matrix_Mouse_intestinal_polyp_Spheroid_CLS-090-00.pdf

(無題) 削除/引用
No.12948-7 - 2025/05/12 (月) 23:06:12 - たこ
違うのかと言われても、残念ながら私はGeltrexは使用していないのでわかりません。
あと、organoidをやめて以降の論文なのでそちらに関してもフォローはしていませんでした。
少なくとも私が使っていたCorningのMatrigel Growth Factor Reducedでは、1度固めたものは溶けませんでしたということだけは申し上げられますが。
PBSで置いたことはもちろんあるけども、ゲルは溶けませんでした。

先述の方法以外にドームから回収する染め物に関しては
PBS中でピペッティングで物理的にゲルを破砕してとってくる
あるいはCell Recovery solution中でピペッティングで物理的破砕しつつゲルを溶かす
その後遠心して回収&固定
ゲルが残るとバックが上がるので注意
という程度しか申し上げられません。
お役に立てず申し訳ない。

(無題) 削除/引用
No.12948-6 - 2025/05/12 (月) 12:53:48 - EAT
御返信ありがとうございます。

大変ありがたいですし、参考になるのですが、実績のある方法でないと気軽には進める気にはなりません。

下記の論文は1例ですが、同じGeltrexを使用したものです。
例えばこれを見るとGeltrexが溶けているような印象を受けるのですが、違うのでしょうか。

pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8844721/

Fixation:
a.To isolate organoids, first wash with PBS and add 1 mL of ice-cold PBS to each well. Incubate the plate on ice for 1 h, breaking apart the Geltrex dome halfway through by pipetting.
b.After 1 h repeat mixing by pipetting, the Geltrex should now be completely dissolved.
c.Coat a pre-chilled 15 mL sterile tube with 1% (wt/vol) ice cold PBS-BSA (Bovine Serum Albumin). Also coat pipette tips with the same solution by pipetting up and down 3 times before handling organoids.
Inline graphicCRITICAL: Until organoids are fully fixed (step i) coat tubes and tips with 1% (wt/vol) ice cold PBS-BSA before contact with organoids to prevent organoids from adhering to plastic surfaces.
d.Transfer the organoid suspension to pre-chilled 15 mL sterile tubes on ice, combining organoids under the same conditions.
e.Collect any remaining organoids in the wells with 1 mL 1% (wt/vol) ice cold PBS-BSA.
f.Fill up to 10 mL with ice cold PBS, mixing by inversion to ensure the Geltrex has been completely dissolved.
g.Centrifuge organoids at 100 g for 3 min at 4°C.
Inline graphicCRITICAL: Organoids should form a pellet without any remaining Geltrex. Undissolved Geltrex can stick organoids together and impair immunofluorescence by preventing penetration of antibodies or producing high background staining (See problem 3).
h.Organoids are then resuspended in 1 mL ice cold 4% (wt/vol) PBS-PFA (Paraformaldehyde) and incubated on ice for 45 min to fix, mixing the organoids halfway through by pipetting.

(無題) 削除/引用
No.12948-5 - 2025/05/12 (月) 07:29:46 - あの
ちょっと修正

4%PFAで数分固定と、Octコンパウンドを垂らしの間に、30%スクロース処理数時間を入れた方が良いでしょうね。

(無題) 削除/引用
No.12948-4 - 2025/05/12 (月) 05:27:16 - あの
レスが少ないようなので、、、、

そのオルガネラの大きさや厚さはどれくらいですか?

厚さが100マイクロm程度までなど場合によっては、通常の顕微鏡観察用の細胞の免疫染色法流用で良いのでは?たとえばコーティングしたカバーグラスの上で培養したり、Ibidi等にのマイクロチャンバーで培養してから、染色すれば良いのでは?


それから単なる思いつきですが、大きなオルガネラの場合には、培養液を除いてから、4%PFAで数分固定して、Octコンパウンドを垂らして。冷凍庫で固定。その後に、力入れてOctコンパウンドの塊を、バキバキ剥がして凍結切片作成なんてできないですか?

(無題) 削除/引用
No.12948-3 - 2025/05/12 (月) 04:05:03 - おお
>[Re:2] たこさんは書きました :
> 実質Matrigelですよねこれ。
> であれば冷やしても溶けないですけどね。

まきこむ時は調整時に冷やしたままにして置いて固まらない様にしてますけど、、、どうなんでしょう。
私の場合はドーム状にはしてませんでしたけど、薄めて遠心すれば回収できました。
>

(無題) 削除/引用
No.12948-2 - 2025/05/10 (土) 06:44:24 - たこ
実質Matrigelですよねこれ。
であれば冷やしても溶けないですけどね。
どんなプロトコル見てるかわからないですけど、FFPEで切片を染めるってことかしら?
Cell recovery solutionで溶かして固定、回収、セルブロックにする。
ドームごとホルマリン固定、そのあとドームごとアルギン酸ナトリウム+塩化カルシウムのゲルで包んでブロック作成というのもやってたな。
いかんせん大部前のことだから最近どうやってるかよく知らないですけど。

オルガノイドのホルマリン固定 削除/引用
No.12948-1 - 2025/05/10 (土) 06:10:05 - EAT
オルガノイドのノウハウのないラボに所属しています。

オルガノイドを作成し、まずはwhole mountで固定でして、HE染色像を作成したいのですが、プロトコールの文字を追ってもいまいち理解が不足しています。

Geltrex™ LDEV-Free Reduced Growth Factor Basement Membrane Matrix, 1 mL
を使用しています。

自分の理解では、ドームをチップの先でかき回して、崩して、冷却をするとゲルが液状になって、それを培地で何度か洗うのだと思っているのですが、正しいでしょうか?

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