同じようなことを指摘されて、遺伝子A floxマウスと遺伝子B floxマウスとCreのトリプルトランスジェニックの産仔100匹くらいに対して、転座が起きていないかPCRで調べさせられたことがあります。
結果、そのときは転座は1例もありませんでした。
基本的にCre-loxPの反応はloxP間の距離に依存して効率が低下していきます。
cM単位の組換が起きないわけではないのですが、その場合はもとの遺伝子座での遺伝子型判定へも影響するでしょうし、効率も目的通りの組換と比べて桁違いに低いので問題になることはそれほどないのではと思います。
(参照: doi: 10.1128/MCB.20.2.648-655.2000. ) |
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