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仔マウスの飼育について
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No.12874-TOPIC - 2025/03/13 (木) 12:05:01 -
B6
勉強させてただいております。
仔マウスの飼育についてこれまで経験のない現象が再現的に見られましたので質問させてください。
あるGenotypeのB6マウスが出産後、3日から1週間のうちに父マウスを別のケージに単離し、母親のみで育児をさせたところ、生まれていた仔マウスが全滅するという現象が見られました。父親を離すまでは問題なく生存していました。
父親を離した理由としては、父親からの食殺などの影響で死亡しているというバイアスを排除するためです。
母親がWTであれば問題なく仔マウスが成長しており、これまで経験や知見の無い現象ですので、なにかこれに関して知見をおお持ちの方がいらっしゃいましたらご意見いただけますと幸いです。
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No.12874-14 - 2025/03/18 (火) 13:46:16 - う
ありがとうございます
(無題)
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No.12874-13 - 2025/03/17 (月) 20:55:19 - 鼠屋
常時同居による追いかけ交配は不妊が散発したり、複数ペアを同時進行で交配させているとだんだん仔の週齢がずれてしまうなど、繁殖計画が立てにくく、小規模の委託繁殖には不向きです。
ちなみに、環境省の出している実験動物の飼養のガイドラインでは非推奨とされています(禁止ではない)。
(無題)
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No.12874-12 - 2025/03/17 (月) 14:03:00 - おお
餓餓死なら、生まれて生きている間にお腹とか確認してみてください。お腹が半透明なためミルクを飲んでたら白くなってたりします。
(無題)
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No.12874-11 - 2025/03/17 (月) 13:16:58 - う
横からすみません。鼠屋さんに伺いたいのですが、
>交配から分娩、離乳まで雌雄を同居させ続けるのは問題ありません。
私たちが繁殖とコロニー維持を委託している生産者は、交配後に雄を別居させるルールになっています。
そのため、ブリーディングのケージ数が半端なく増えてしまうのですが(費用がかかる)、同居を許すか別居させるかは、ガイドラインがあるわけではなくて繁殖者が決めているのでしょうか。
(無題)
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No.12874-10 - 2025/03/17 (月) 11:38:45 -
B6
皆様コメントありがとうございます。
SN様、AA様
出産前に雄親を分離するパターンも作っており、そちらについては全滅ではありませんが、生存個体が明らかに少なく、これも母親があるGenotypeの場合でのみ再現的に観察されている現象です。
おお様
親の問題か仔の問題かという点はまだはっきりしていません。
死亡した個体の形態が割ときれいなままですので食殺というよりも飢餓で死亡していると考えられ、これが親の育児放棄によるものなのか仔のGenotypeが成長遅延などに影響して起こっている表現型なのかということの判断ができていません。
鼠屋様
上でも書きましたが、特定の遺伝子型でのみ観察される事象で、食殺というより餓死が多いという印象です。
おっしゃるようにストレスを受けやすい表現型である可能性も考えられると思います。
(無題)
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No.12874-9 - 2025/03/14 (金) 22:41:49 - 鼠屋
実験動物生産業者の中の人です。
交配から分娩、離乳まで雌雄を同居させ続けるのは問題ありません。
むしろ、分娩直後にくる発情で交配が掛かって離乳と同時に次の仔が産まれることで効率よく多くの仔が得られることから、生産業者では日常的にやっている繁殖方法のひとつです。
経験上、B6であれば分娩前から同居させた雄親が産仔を攻撃することは稀なので、それを懸念して分娩後に雄親を外す意味は特に無いかと思います。
一方で、普段よりもマウスが神経質になっている保育期間中に、同居の雄が突然居なくなったことでの環境変化が雌親へのストレスになる可能性はあるかと思います。
InbredのB6であれば少々の変化で食殺が多発することはまず無いですが、特定の遺伝子型で再現性が取れる程に食殺が多発しているのであれば、ストレス負荷を受け易い表現型というのは十分に考えられるかと思います。
但し、高率で食殺が予想される操作を敢えてやるというのは動物福祉の観点から問題になるので、本当に表現型かどうかの検証は食殺発生率とは別の方法で確認すべきでしょう。
(無題)
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No.12874-8 - 2025/03/14 (金) 00:20:43 - おお
However, upon mating homozygous fosB mutant females to homozygous fosB mutant males, a dramatic abnormality was observed. Although the rate of pegnancy was normal and the pregnancies were carried to term, the majority of pups died within 1–2 days of birth.
https://www.cell.com/fulltext/S0092-8674
(00)80101-4
(無題)
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No.12874-7 - 2025/03/13 (木) 23:01:14 - おお
親の問題なのか子の成長異常の問題なのかははっきりしてますか?
(無題)
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No.12874-6 - 2025/03/13 (木) 22:45:33 - おお
www.med.yamanashi.ac.jp/cat_news/1466
www.gunma-u.ac.jp/wp-content/uploads/2018/01/20171221press.pdf
www.oita-nhs.ac.jp/site/daigakuanai/5946.html#gsc.tab=0
神経系の異常を示すKOマウスなどで育児放棄が見られたりするそうです。あるいは想像で書きますが、乳腺発達異常で母乳が出てないか、ちゃんとした母乳が作れないとかあるかもしれません。
(無題)
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No.12874-5 - 2025/03/13 (木) 21:51:24 - SN
>[Re:4] AAさんは書きました :
> プラグが付いたらすぐ個別に分離するか別の経産のメスと同居させるかして同じことが起きるか見てみてはどうでしょうか。
賛成です。
その上で育児行動に関して調べるのであれば、行動の問題(巣作り、授乳、放置…)なのか生理的な問題(ストレス応答、体温、体重減…)なのか観察するのが良いかなと思います。私も育児行動は専門外なので、的外れかもしれませんが。
(無題)
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No.12874-4 - 2025/03/13 (木) 15:04:57 - AA
見当違いのコメントかも知れませんが、父マウスは出産よりも前に分離したほうがいいと思います。分娩直後に交配されてしまうと離乳前後くらいで出産となり過密ケージになってしまいますし、出産直後は母マウスが過敏なので単に出し入れするだけでも個体によっては育児放棄することは野生型でもあります。特にB6系は育児が下手なので割とよくある事象じゃないかと思います。
そもそもマウスは父性の養育行動はほとんど取らないので妊娠中にオスが同居する意味はないと言ってもいいです。
再現性がどの程度見られているのか(同一個体での繰り返しなのか、同遺伝子型であれば週齢/経産にかかわらずみられるのか)わかりませんが、単に出産直後の刺激に過剰に反応しやすいだけのように見えます。
プラグが付いたらすぐ個別に分離するか別の経産のメスと同居させるかして同じことが起きるか見てみてはどうでしょうか。
(無題)
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No.12874-3 - 2025/03/13 (木) 13:18:56 -
B6
SN様
繁殖はオスとメス1匹ずつで行っており、メス2匹のパターンは検証していません。
我々も出産後のストレスがかかっている時期に孤独というストレスを与えたことが原因の可能性ももちろんありますが、WTの場合は問題ないのでその母親のGenotypeによる影響を疑っているところです。
この生存率を高めたいというよりは、表現型なのかどうかを決定づけたいというところですね。
なのでもしこのような知見をお持ちであればと思い質問させていただきました。
ありがとうございます。
(無題)
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No.12874-2 - 2025/03/13 (木) 12:33:46 - SN
繁殖は雄1匹に対して、雌は1匹ですか?雌2匹でも仔は生存できませんか?
仔がいたとしても孤独は大きなストレスになるので、それが影響している可能性はあると思いました。
この行動を調べる目的がなく他の目的のために仔の生存率を高めたいのであれば、育児経験のあるWTに助けてもらうのも良いかもしれません。
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2022.12.26.521927v3.full
仔マウスの飼育について
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No.12874-1 - 2025/03/13 (木) 12:05:01 -
B6
勉強させてただいております。
仔マウスの飼育についてこれまで経験のない現象が再現的に見られましたので質問させてください。
あるGenotypeのB6マウスが出産後、3日から1週間のうちに父マウスを別のケージに単離し、母親のみで育児をさせたところ、生まれていた仔マウスが全滅するという現象が見られました。父親を離すまでは問題なく生存していました。
父親を離した理由としては、父親からの食殺などの影響で死亡しているというバイアスを排除するためです。
母親がWTであれば問題なく仔マウスが成長しており、これまで経験や知見の無い現象ですので、なにかこれに関して知見をおお持ちの方がいらっしゃいましたらご意見いただけますと幸いです。
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