2点ほど教えてください。
ゲルのサイズはおおよそでどのくらいですか。
タンパク質のアプライ量はどのくらいですか。
GAPDHは元々細胞内での存在量が非常に多いタンパク質ゆえ、泳動するタンパク質の量が多すぎると転写の際に膜の面積あたりの保持できるタンパク質量の限界に達します。膜に結合しきれないものはタンパク質の上にタンパク質が重なるような(お正月のお餅のお供えみたいな、あるいは山盛りのような)状態になります。その場合、抗体反応で抗体と結合するのは一番外側のGAPDHですが、このような位置のGAPDHは、膜に結合しているわけでなく膜に結合したGAPDHの上に不安定に乗っているだけですので洗浄操作などの際に脱落しやすく、もし脱落した場合は抗体も一緒にとれてしまいますので抗体が外れた部分はシグナルが減弱したり完全に白抜きになることもあります。このとれ方は偶発的でありランダムですので、結果としてシグナルのばらつきとしてみられるのではないかとおもます。適正な量のタンパク質を泳動することで改善できるとおもます。 |
|