>[Re:3] Gotさんは書きました :
> Bは少し特殊な変異です。
> 実は、非ウイルスによる導入方法でも同様の結果が出ています。
その実験でなにかの遺伝子やタンパク質の変化を見てますか?WTの結果でもいいですので、関係する機能に関すると思われるものが動くタイミングあるいは検出されたタイミングはいつですか?
その変異は遺伝的、あるいは変異が入るアレルの数的にドミナントですかそれとも劣勢遺伝子ですか?劣勢であってそのことに着目しているならWTでの生理的あるいは遺伝子発現レベルで変化がある時点を考えるのは自然な流れです。
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> しかし、AとBは同じ腫瘍に出るホットスポット変異で、頻度も高いので、確実に機能は同じはずです。
まあそうかも知れませんけど、私はそこまで決めつけないです。ならなんでBだけ死細胞(?)が増えるのだろうと思いませんか?特殊といっているのはなにか違うということですよね、生理的な意味で特殊と言っているのであれば。それに一緒だったら比較する意味は、、、どうもちょっと違和感を感じます。
例えばトランジェントトランスフェクションで細胞の反応を見るときはトランスフェクションから24から48時間で細胞を回収するケースはおおいいです。そういう系は結構使われているのは事実ですが見たい事象によりこれがベストかが決まります。カスペースの活性化などでは時間単位で劇的な変化が起きますので、活性化する過程が見たいのか、活性化した直後が見たいのかなどでもタイムポイントが変わるでしょう。極端な言い方をすると、あなたの遺伝子とその研究においていつがいいのかと言われても「わかりません」と答えるしかありません。
わからないなりにもいつがいいかというならば細胞が死んでしまえば実験的にはあまり正確なことを言えなくなりますので感染後目立った細胞死が起きるまえ(感染後24から48時間後でわざわざまきかえない)にみるのは手かと思います。しかし細胞の接着力が低下してそのために起こることが見たいというのであれば(死んで接着しなくなるのではなく)、接着が弱い状態で回収するというのもありでしょう。フェノタイプが現れているんだからそのときに回収するということです。 |
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