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老化細胞のbGalは何が違うのでしょうか トピック削除
No.12714-TOPIC - 2024/12/04 (水) 21:54:56 - 老化
質問させていただきます。

論文を読んでいて、老化関連beta-galactosidaseの活性をX-Galで評価することで老化細胞(やストレスを受けた細胞)と定義している論文を読んでいます。

beta-gal自体は正常細胞でも発現する酵素のはずですが、"老化関連"というのは実際には何が異なるのでしょうか。

アミノ酸レベルの違いではなさそうで、実験的にはpH6の条件下でX-gal添加により染まる細胞を老化細胞としているようです。中性pHでは老化関連b-galと正常細胞が発現するb-galを区別できないそうです。

pH6で老化関連b-galを比較的特異的にX-galで染められる機序としてわかっていることがありましたらご教示いただけましたら幸いです。
 
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No.12714-8 - 2024/12/06 (金) 13:02:46 - 2
もともと活性染色は検出感度が低いのでGLB1の通常の発現レベルだと検出されにくいけど、細胞老化などで細胞あたりのその発現量が増加することで(前の人が示してるAging cellの論文にデータあり)、活性染色で活性が検出できるレベルになり、結果的に老化細胞とそれ以外の細胞を識別できるのだと思います。だからあえてGLB1の抗体で免疫組織(細胞)染色で検出をしないのではないでしょうか(たぶんそれすると全部の細胞で陽性になり、老化細胞とそれ以外の細胞の識別が難しいので)。

(無題) 削除/引用
No.12714-7 - 2024/12/06 (金) 05:39:09 - ぺーはー
>この書き方は中性でb-gal活性があるように取れるのですが

いや、「どちらでも活性が無い、だから区別できない」では無いですか?


>実験的にはpH6の条件下でX-gal添加により染まる細胞を老化細胞としているようです。
という前文を受けての
>中性pHでは老化関連b-galと正常細胞が発現するb-galを区別できないそうです。
なんだから、コメントが言っているのは

「活性はpH6の条件下でないと見れない。従って中性pHでは老化関連b-galでも正常細胞が発現するb-galでも、どちらでも"活性が見れない"。よって中性pHでは区別出来ない」
と私は受け取りました。どうでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.12714-6 - 2024/12/06 (金) 03:57:21 - おお
ということで
>中性pHでは老化関連b-galと正常細胞が発現するb-galを区別できないそうです。

この書き方は中性でb-gal活性があるように取れるのですが、その記述のソースはなんだろうと思います。

(無題) 削除/引用
No.12714-5 - 2024/12/05 (木) 18:22:07 - おお
pH7.5以上では内在性のgalactosidase活性が見れないので塩基性で活性がある大腸菌のgalactosidaseを発現させた組織で内在性の活性と区別できると言う記述を目にしました。

(無題) 削除/引用
No.12714-4 - 2024/12/05 (木) 13:08:59 - G25
Senescence-associated (SA)-beta-galactosidaseは老化(やストレス)で発現量が増加するというだけで、正常細胞でも老化細胞でも同じ酵素だと理解しています。
GLB1(galactosidase beta 1)遺伝子の産物ということですが。
lysosomal enzymeで至適域が酸性なのでpHを低くするとこの酵素の活性を(他のアイソザイムと区別して)選択的に検出できるというだけのことじゃないですか。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/j.1474-9726.2006.00199.x

(無題) 削除/引用
No.12714-3 - 2024/12/05 (木) 13:00:26 - nhk1
これ、わたしも前から不思議に思っていたのだけど、SA-b-galと通常のb-galは、いずれもGLB1遺伝子から発現する分子的に同一なものであるというのが一応コンセンサスのようです。スプライスバリアントであるとか翻訳後修飾が異なるとかいうことも知られていないし、局在場所も変わらないので、pH感受性の差は単に酵素の量的な差異に由来するものであって質的なものではないというのが一般的な解釈みたいです。

そうは言っても、老化にともなって発現するb-gal相互作用分子みたいのがあるかもしれないし、老化に伴うオルガネラのpH変化自体がb-galのプロセシング等に影響してるかもしれないし、とか、何かしらその他の要因があるんじゃないの?とは想像もしますが、何もエビデンスとなるような情報は知りません。

詳しい人がいたら教えてください。

(無題) 削除/引用
No.12714-2 - 2024/12/05 (木) 07:32:29 - おお
もともとLysosomeにある蛋白で酸性で機能するものだと思ってますが、、、
中性pHの活性はbeta-galactosidase様の活性をもつなにか違うものということはないでしょうか。

ちょっと見てみると活性が見れるのは発現が老化に伴い上がるからという主張があるようです。そのため従来至適pHでない6でも活性が検出されるという話かもしれません(至適pHは4.5あたりらしい)。

文献などは時間があればと思います。

老化細胞のbGalは何が違うのでしょうか 削除/引用
No.12714-1 - 2024/12/04 (水) 21:54:56 - 老化
質問させていただきます。

論文を読んでいて、老化関連beta-galactosidaseの活性をX-Galで評価することで老化細胞(やストレスを受けた細胞)と定義している論文を読んでいます。

beta-gal自体は正常細胞でも発現する酵素のはずですが、"老化関連"というのは実際には何が異なるのでしょうか。

アミノ酸レベルの違いではなさそうで、実験的にはpH6の条件下でX-gal添加により染まる細胞を老化細胞としているようです。中性pHでは老化関連b-galと正常細胞が発現するb-galを区別できないそうです。

pH6で老化関連b-galを比較的特異的にX-galで染められる機序としてわかっていることがありましたらご教示いただけましたら幸いです。

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