これ、わたしも前から不思議に思っていたのだけど、SA-b-galと通常のb-galは、いずれもGLB1遺伝子から発現する分子的に同一なものであるというのが一応コンセンサスのようです。スプライスバリアントであるとか翻訳後修飾が異なるとかいうことも知られていないし、局在場所も変わらないので、pH感受性の差は単に酵素の量的な差異に由来するものであって質的なものではないというのが一般的な解釈みたいです。
そうは言っても、老化にともなって発現するb-gal相互作用分子みたいのがあるかもしれないし、老化に伴うオルガネラのpH変化自体がb-galのプロセシング等に影響してるかもしれないし、とか、何かしらその他の要因があるんじゃないの?とは想像もしますが、何もエビデンスとなるような情報は知りません。
詳しい人がいたら教えてください。 |
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