「意味が通じさえすればそれでよい」といった低レベルでのデータや文章のまとめ上げで作った論文では、良い雑誌に通らないと思うのですがどうでしょうか?
自分の知ってる英語話者の大御所(姉妹紙以上にバンバン論文通すような人)連中でも、文章作成にかなり気をつかってます。指導する際にも、なぜこのように書くのがよいかを論理立てて説明してくれます。読者の頭にすんなり入るように、文章の組み立てやデータの見せ方の工夫に余念がないです。
学生が論文にする為のデータを全て大御所に提出して、大御所とその学生が別々に論文の下書きを作ると二人のデータを載せる順番が変わるのも何度か見たことがあります。一人の大御所はそういう時によく「XX(名前を伏せるけど、非常に有名な現在IF5位の雑誌)を狙ってるんじゃないんだYY(姉妹紙でした)以上を狙ってるんだからな」とよく言ってました。
生成AIは論文作成の手助けになるとは思いますが、決定的要素にはならないでしょう。翻訳(日本語から英語)が上手くいきさえすれば良いという話ではないのだから。
>日本語でサクッとまとめ上げて、生成AIに英語は任せるなら学部生でも簡単に論文作成できます
英語の問題が片付くというだけで、論文作成の諸問題までもが片付く訳ではないですから、上記のようなことは起こらないと思います。ハゲタカジャーナルを目指しての論文作成ではないのでしょうし。
(あと、実際には英語の問題も完全に片付く訳ではないでしょう。生成AIの翻訳が完璧か?となると疑問符がつきます。一文一文でみると翻訳が上手くいってるように見えても、文章としてみると実にぎこちない、頭に入ってこない英訳になってることはよくあります。文章や動画での自動翻訳、ヒデえ翻訳だと思ったこと無いですか?昔に比べれば格段に進歩しましたけど、それでもね) |
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