ランドルサイクル(ランドル仮説)というのがあり、学部の生化学の講義ではとても代謝の基本的な概念として必ず勉強します。生化学は全くの専門外の私ですら知っているので、もちろん先生は熟知されていると思いますが、質問者の方ももしも忘れておられたら一度復習されることを勧めます。suggestiveなことに気づくかもしれません。摂取した多量の脂肪酸の多くがエネルギー基質に使われるならば、高脂肪食してても太らないわけでそれは大変ありがたいのですがうちの大学の授乳期のマウスはあまり痩せてるように見えません。マウスの経時的な体重測定をされていると思いますが、どうでしょうか。もしお考えの仮定が正しいならば、b酸化の産物であるケトン体(hydroxybutyrateなど)の血中濃度が授乳期に上がっていて、離乳以降に下がることが予想されるのですが、測定される予定はありますか。また授乳期とかだとb酸化はATP産生に繋がるようなエネルギー基質というよりも体温維持のための熱発生の方で利用されるのではないかなあと素人なりに思うのですが、新生児期の褐色脂肪組織の役割とか脱共役タンパク質というのを学部の授業で習ったと思うので一度確認されることを勧めます。
専門外のためピントハズレでしたらすみません。仮説の構築は大切ですが、正確な基礎知識を勉強するとともにある程度のエビデンスや予備実験データを揃えた上で1ヶ月くらいかけて慎重に検討した上でないと迷走して多大な時間と労力の浪費に終わる恐れがあるのでちょっと気になりました。 |
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