単純な論文数だけで決めるのもどうかと思いますが。
一応研究者であると思うのでいかなる環境であっても基本的には研究遂行能力が重要なウエイトを占めるというのは理解できます。その論文3つてのが十分かはわかりませんが、最低限その職にふさわしい研究成果はあっていいと思います。
実際、教授選とかだとコネで公募に出たところでその人をプッシュしてる教授と別の人をプッシュしてる教授で票が割れるってことは多々あります。そうでなくても、是々非々で判断したいという層が一定数いることは普通なので、極端に見劣りする候補者を他を出しおいて選考委員会が推薦したとしてもその後の教授会とか、学長決定で覆るってことはあります。その意味では、完全な出来レースで取ろうとしても上に行くほど限界もある、というのも事実です。理事の匙加減でどうにもなってしまう私立ならともかく、国公立はそういう感じでしょう。
助教クラスの人事なら所属となるPIの意見が重視され、所属の教授会承認で済むことも多いので、そうでもないってこともありえます。また、学位取得直後とかの若手人事の場合そもそも限られた研究歴や実績だけですから、差別化したところで実績なんてラボの環境とかテーマの是非などの外因的要因にも結構影響してしまうって感じも本音ではあるでしょう。 |
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