今回が、初めての研究でしょうか?
それならば、一つ目は、自分から意見してもよいですが、ラボで行われている実験と似たテーマを決めてもらって、それを実験をすすめる中で少しずつ自分なりにアレンジしていけばよいのでは?
そうでないならば、その分野の知識もゼロに近い状況からのスタートになりますし、一人で最後の絵を思い浮かべるのは、非常に難しいですし、実験中のトラブルシューティングも困難ではないかと思います。
短期間で成果を出すならば、銅鉄実験をやるのが良いのではないかと。
他の方も仰られていますが、臨床と基礎をつなぐ研究が結構、テーマとしてはネタがゴロゴロ転がっていたりします。
全く誰もやっていない違う実験を一から全てつくり上げるなんて、初心者には無理です。
たとえば、
細胞レベルで◯◯というシグナルとかこの変異がこの癌のメカニズムに関係があることがわかりました。
と論文が出たとしましょう。
(まあ、こんなのは、たくさん出るわけですけど、その中から面白そうなのを厳選する必要はありますけどね。)
信ぴょう性もあり、自分も興味深い!!と思うものがあったら、私は、その癌の臨床検体と患者情報を大量に収集して、かたっぱしからそのシグナルをIHCやWB等で調べたりします。
生存曲線なんて、細胞レベル実験段階では調べていないので、あっという間に誰もやっていない自分だけのオリジナルデータの完成となります。
ただ、患者情報を集めるというのが、大変な作業なんですけどね。w
賛否両論あるでしょうが、とりあえずは、その分野の知識を持つためにも、また、論文の書き方を勉強するためにも、1本は、上記のような低いハードルで論文を書いてみてもいいのではないでしょうか。
博士課程ならば、2,3本は書くのですから、2本目以降で自分の思い描くようにプランを立てればよいだけであって、まずは、実験と論文書きに慣れることが先ではないかなと。
賛否両論あるでしょうが、こういう方法もあるので、ご参考になれば。 |
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