774Rさんの
> エピトープの周囲の環境によってチャージが変わり反応性が落ちる可能性。
> 分子内で相互作用することで抗体反応性が落ちる可能性。
の考えを支持します。SDSで変性と言っても完璧にリニアーになりフリーに揺らいでいるわけではないでしょうから。
実は私も同様の経験があります。というかまさにベストなanti-His-Tag抗体を選定しようとして複数のHis-tagタンパクを複数のanti-His-Tag (monoclonal)で検出・比較しました。ある程度は予想はしていましたが、その予想以上に差があり、例えばクローンAはタンパクV, Wには感度いいけど、X, Y, Zには悪く、クローンBはV, Xにはよいけど、W, Y, Zには悪く、クローン℃はZには良いけどVには悪く、みたいな単純にいいクローン・悪いクローンと分類できないものでしたし。もっもとも、その中には比較的多くに良好なクローンというのもあり、やった甲斐はありましたね。(ついでに言うとすべてによくないダメクローンというのもありました) |
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