出芽酵母のカウンターセレクションに使用可能な「外来遺伝子」を捜しております。つまり、出芽酵母が持たない酵素・タンパク質をコードする遺伝子で、宿主酵母を殺したり停止させたりする機能を持つ遺伝子です。できれば、プロドラッグとの組み合わせで、薬剤添加と遺伝子発現が組み合わさると、細胞内で有毒物質あるいは有害タンパク質が生成して致死になるものが望ましいです。
過去において、実験菌株やプラスミドの遺伝子設計を無計画にすすめたため、URA3、LYS2などの出芽酵母由来のカウンター選択可能なマーカー遺伝子は既に使用菌株に組み込まれており、利用できません。SpombeURA3のようなオルソログ遺伝子も同じ理由で利用不可です。
いったん現状の使用済みマーカー、例えばURA3を抜いてから、マーカーとして再利用することも理屈では可能なのですが、実験対象の菌株が多すぎて難しい状況です。
何か良い知恵があれば本当に助かります。よろしくお願いいたします。 |
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