>260のところのピークはなくなります。メーカープロトコールでは収率95%と書いてあります。何かご必ずおかしいです。
おおさんの話がピンときていないようで。
dNTPもprimerも260 nmに吸光があります。
DNAに260 nmの吸光があるのは、個々のヌクレオチドに260 nmに吸光があるからこそということはわかっているかな?
PCR反応液にはたっぷりのdNTPとprimerが入っています。
dNTPとプライマーだけでたっぷりのOD260がでます。
DNAに合成されるのはその一部だけです。
精製して遊離のdNTPやprimerが除去されたためOD260値が下がった、ピークが下がったという当然の結果に見えます。
メーカーがやっている回収率の評価はおそらく既知量のDNAをカラムにかけて溶出して求めているはずです。あるいはQuantusとかQubitのようなインターカレータをもちい蛍光強度で二重鎖DNA特異的に定量する系かも。
精製前後で泳動するというのはやってないのでしょうか。
吸光度ではわからない定性的(目的のサイズのシングルバンドか副産物やスメアが認められるかなど、定量的(EtBtなどなら二本鎖DNAが選択的に染まるのでバンド強度で量が見積もれる。遊離のdNTPやprimerの影響を受けない)な情報が得られます。
少なくとも経験が乏しく、毎回安定的な結果が出ていてルーチン化していないうちは泳動はやるべき。
ところで、実際の定量値はどれくらいだったんでしょうか。
精製前は収量10 ug以上とか、one tubeのPCRでは常識的にはありえないとんでもなく大きな値だったりしませんか。 |
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