本来ODは、学位を取っても就職先がなくて大学院に研究生とか無給薄給の助手みたいな形で残っている博士のことだったと思います。しかしずいぶん前から(私が学生だった頃すでに)博士課程の年限を超えても学位を取れていない人を指すのも普通になってますね。
課程博士なら年限は3年が標準、最長6年ですからたかだか3年の差、あとは各自の才覚次第だと思います(さらにそれを超えると課程博士のコースから脱落して、論文博士の道しかなかった。論文博士の制度自体厳しくなって今はどうかよく知らん)。
今はどうか知りませんが、私が院生だった頃、当時のボスの言です。
地方国立大大学院の博士はrequirement を高くして容易に学位が取れないようにしている。それはしっかり力をつけてから世に出ないと生き残れないから。だから3年で学位を取れる人は稀。
これがT京大学なんかだと、さっさと出してしまってもあとは己の才覚でなんぼでもやっていけるので学位論文やパブリッシュの実績なんかいい加減でとにかく3年で学位出す。
(その後の文部省、文科省の方針で、博士後期は3年で出さないと大学院のマイナス評価となる一方、requirementが厳密になったような、、、)
いいか悪いかなんて一概には言えないんじゃないかなあ。
結局は個人個人の才覚です。 |
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