マウスモデルで、タモキシェン誘導性にCreを使用して、loxpシステムで正の向きで入っているwildtype遺伝子xを不活性化し、逆の向きで入っているmutant遺伝子x配列を反転させ、mutant遺伝子xを発現させることで、生体への影響を調べる実験をしています。
発現する予定のタンパクの元の配列は、mutant遺伝子X-HA-T2A-EGFPになります。
ところが、実際に誘導した所、レポーター蛋白のEGFPはしっかり発現が検出されましたが、肝心の蛋白xおよびHAタグをIHC,WBなどではまったく検出ができず、おそらく発現していません。PCRした所、遺伝子はしっかりと反転できているので、遺伝子の反転の誘導自体はうまくできていると思います。
EGFPは発現しているため、理論的には、同じプロモーターの下にあるmutant遺伝子xおよびHAタグも発現するはずなのですが、目的のmutant蛋白XとHAタグが生体内で検出できない理由は何か考えられますか。 |
|