例えば一つの方法として、
1. wellの細胞をPBSで2回洗う。*剥がれやすい細胞の場合、できるだけ静かに行うなど慎重に。
2. PBSを1〜1.5ml加えて、テフロン製のセルスクレイパーで細胞を静かに剥がし、懸濁させる。
3. 細胞懸濁液を1.5mlチューブに移す。
4. 遠心(1000~2000xg, 5分、4℃)する。*沈殿しにくい時は予備実験で遠心条件の検討が必要。
5. 上清を除去。
6. SDS-sample buffer(BPBなし、還元剤なし) (100-150μl)を加えて細胞を溶解する。
*タンパク質の回収量に応じて液量は適宜調整する。
7. 細い針つきのシリンジで粘性が無くなるまで数回出し入れしてDNAを剪断する。
8. BCA法でタンパク質濃度を測定。(ブラッドホールド法は不可)
9. 還元剤とBPBを添加し97℃、10分間、加熱。
10. 電気泳動へ。 |
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