Bio Technical フォーラム

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No.12307-30 - 2024/05/31 (金) 00:13:12 - mont
北米で研究職に従事し20年以上になります。同性婚や安楽死が認められているなど、いろいろな面で「先進的だな」と思う場所に住んでいます。逆に最近の日本の事情はよくわかりません。

労働時間に関しては、社会的常識、それに伴う社会の仕組みの変化が必要、、、と思います。指導者本人の意識改革だけでなく、社会を構成する人々の意識も変わっていかないと、ということです。
それが「生産性」という意味で良いか悪いかは別問題として。

例えば欧米では夏のバケーションは2週間が当たり前。みんな職場が認める「当たり前の権利」だと思っているので、指導者も文句を言わないし、休む側が気を使うこともない。

私のいる大学では、ラボテクニシャンは「大学の規定」で夏の間は金曜日はお休み(給料は同じで週4日制になる)。

子育て中のポスドクが5時で帰るのは男女関係なく当然で、文句を言われる筋合いはない、と多くの人が考えている。私の住む国では、10歳ぐらいまでの子供を1人にするのは犯罪なので。それが社会的常識。

日々の労働時間に関しては、基本9時5時(勝手にフレックスタイム制)、土日は休み。とはいえ働く人は夜も休日も働きます。なんだかんだ言って「よく働く人は、よい結果を出す」傾向にあるのは明らかです。結果が伴わなければ怒られます。ただ不満はあっても、そこに根性論を持ち出すPIはあまり見たことがありません、そもそも「そういう発想がない」だけです。

ラボの運営に関しては、海外にだって性格の悪いPIも居ますし、運営の仕方は本当に千差万別だなあと感じます。

(無題) 削除/引用
No.12307-29 - 2024/05/30 (木) 22:52:04 - Q
短時間で結果を出す人がより評価され、研究業界においてその%が増えれば、自然と業界全体の労働時間も短くなるように思います。

冒頭の質問に戻ると、既出の点を改善しやすいのは、海外の事情を実地に知り国内事情と比較できる、海外経験のあるPIだと思ったのが、そもそも質問をした動機になります。

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No.12307-28 - 2024/05/30 (木) 21:40:05 - Q
レスが遅れてすみません。

>Eさん
私の書き方が間違っていて申し訳ないです。
「私の知る限りの話で恐縮ですが、日本の学生には二つの欠点があると思います。ひとつは、何事にも自分の意見をもち、それを人前で話す(質問する)のに物怖じしないことです。もうひとつは、ロジックの通ったプレゼンをすることです。」は、日本の学生が苦手だと私が感じることです。
要するに、これって文化が影響しているので、運営側が積極的なアファーマティブアクション?をとらない限り是正されないよね、ってことです。

>つまり長時間ラボにはいるけど生産性は海外と変わらないよね、ということですか?やっぱりわかりにくい・・・
日本では長時間労働が当たり前になっているので、9時5時で結果を出す人が「進化」的に選択されないということです。


>あ さん
個人差はその通りだと思いますが、9時5時でも結果を出す人が正に選択されない環境なのが問題だと私は思います。要は結果だよね、ということになりますから。

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No.12307-27 - 2024/05/21 (火) 18:32:27 - あ
単に個人差じゃないですかね。国の差じゃなくて。
アメリカにもハードワーカーも9時ー5時の人もいるし、9時5時で大きな成果を出してる人もいるし。

先進国の中でも日本は人材も環境も十分良いと思いますよ。細かいこと言えば不利な点もあるのでしょうけど。外国産の試薬がなかなか来ないとか、高いとか。

日本人で英語が堪能な人は少ないから、論文や発表で不利なのと(海外の)人的ネットワークができにくい、ってのが課題じゃないですか。

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No.12307-26 - 2024/05/20 (月) 22:13:19 - E
> 私の知る限りの話で恐縮ですが、日本の学生には二つの欠点があると思います。ひとつは、何事にも自分の意見をもち、それを人前で話す(質問する)のに物怖じしないことです。もうひとつは、ロジックの通ったプレゼンをすることです。
これらって欠点なの?いいことのように聞こえますが。

> また、長時間ラボにいることで、・・・・実際にはハードワークを前提にしたチキンレースが起きています。
つまり長時間ラボにはいるけど生産性は海外と変わらないよね、ということですか?やっぱりわかりにくい・・・

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No.12307-25 - 2024/05/20 (月) 21:35:21 - Q
ご回答をありがとうございます。
私の知る限りの話で恐縮ですが、日本の学生には二つの欠点があると思います。ひとつは、何事にも自分の意見をもち、それを人前で話す(質問する)のに物怖じしないことです。もうひとつは、ロジックの通ったプレゼンをすることです。どちらも、初等教育や日本の慣習が大きく影響していると思います。
例えば、先輩や教授を前にしてセミナーで発言するには、年長者や公的な場に対する遠慮を克服する必要がありますし、日々の実験で生じる疑問点やアイデアを周りと共有するにも、上下関係があって遠慮しがちです。このような遠慮は、儒教的な思想が日本人の社会生活に染みわたっていることに由来するのではないか、と個人的には思います。

また、長時間ラボにいることで、研究の進展の期待値を上げようとするのも日本では一般的かと思います。学生のとき他所の教員にラボ滞在時間を聞かれ、10時間と答えたところ、もっと長くいられないかと言われ、驚いたことがあります。ポストの取り合いが国内研究者の相対的なアウトプットに依存するのであれば、皆が一斉に長時間労働をやめるのは問題ないように思いますが、実際にはハードワークを前提にしたチキンレースが起きています。

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No.12307-24 - 2024/05/17 (金) 01:34:20 - やや
トピ主はすっかり出てこないね


儒教道徳に基づくうんぬんかんぬん、って、どういう意味で、何を指摘したかったのかい?

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No.12307-23 - 2024/05/16 (木) 15:24:55 - 准教授
> そうこうしているうちに最初は意気軒昂だった PI もだんだん日本のやり方にまみれていくのですよ。
やはり何か違いますかね?こんなことが違うということがあれば聞いてみたいです。

アメリカ人は(一般論として)意見があるなら老若男女誰でも積極的に発言します。一方、日本だと(一般論として)老若男女、指名されないとずっと黙っています。ポスドクや助教、准教授など、ある程度指導する側の立場にある人でさえ研究室ミーティングでずっと黙っており、教授以外喋らないという光景を皆さんよく目にすると思います。あれって教授としてはしんどいですよね?私は事なかれ主義で黙っている中間管理職は失格だと思っています。

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No.12307-22 - 2024/05/16 (木) 08:49:59 - ゆ
30年前ならばともかく、大学院生でも実験の必要から海外と国内を行き来し、スカイプで遠隔で多国間で毎週ラボミーティングし、研究室メンバーもスタッフ含め多国籍化している時代に、「アメリカではーーー」という先生はちょっとズレてるのかなみたいな気がします。私の周りにも海外で長く研究活動していた人は多いですが、そんな話する人いません。ただ、プラグマティズムがベースにあって、目的達成に有用なものはなんでも取り入れて、弊害のある習慣はとっとと捨てる、大きな最終目標のためなら、途中段階で生じるかもしれない(人の好き嫌いとか、contributionの軽重などで生じる揉め事とかの)つまらないことに拘泥しない変わり身の早さは共通してあるような気がしますが。

(無題) 削除/引用
No.12307-21 - 2024/05/16 (木) 00:46:36 - E
> トラブルシューティングができず停滞している時を始め、仕事がなかなか進まずデータが出ない時はしょっちゅう言ってました。
なるほど。そんなにしょっちゅうデータが出なくてトラブルシューティングもできないのであれば一度落ち着いて実験計画を練り直したほうがいいですよね。日本ですとそこら辺の切り替えに時間がかかるのかもしれませんね、研究員の入れ替えも含めて。米系ですとドライですが、日本はある種面倒見がいいのか、もう少しと思って頑張ってしまうのか、我慢強い国民性が「生産性を下げている」ように見えるのかも?

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No.12307-20 - 2024/05/16 (木) 00:18:48 - たこ
E様
>こんな仕事してるんじゃ、アメリカじゃもうクビになってるぞお前
トラブルシューティングができず停滞している時を始め、仕事がなかなか進まずデータが出ない時はしょっちゅう言ってました。
『うん、そうだね。そして君もクビですよ、アメリカならね』とか思っていたものです。

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No.12307-19 - 2024/05/15 (水) 23:41:23 - E
> 『アメリカではこうだったから』とか、そういう枕詞みたいなやつです。
そういう場合もありますね。

> 「こんなことアメリカでは考えられない」だとか「こんな仕事してるんじゃ、アメリカじゃもうクビになってるぞお前」
どんなことがアメリカだと考えられないのでしょうね。アメリカだと首になってしまうような仕事とは?

> そうこうしているうちに最初は意気軒昂だった PI もだんだん日本のやり方にまみれていくのですよ。
やはり何か違いますかね?こんなことが違うということがあれば聞いてみたいです。

(無題) 削除/引用
No.12307-18 - 2024/05/15 (水) 23:23:55 - たこ
すみません、アメリカ式という言い方ではよろしくなかったです。
おそらく一般社会でもよくあることだと思いますが、『アメリカではこうだったから』とか、そういう枕詞みたいなやつです。
じゃあそれがアメリカで一般的かというと全くそうではなかったというオチですが。
大変ありがた〜い教育的指導についても「こんなことアメリカでは考えられない」だとか「こんな仕事してるんじゃ、アメリカじゃもうクビになってるぞお前」だとか、事あるごとにそうだったので、『ああはいはい、だったらアメリカでラボ持てや』と同僚たちともよく愚痴りあっていました。

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No.12307-17 - 2024/05/15 (水) 06:33:43 - E
> 院生時代のボスと、ポスドク時の上司も全員アメリカ経験者でしたが。
> 中途半端にアメリカ式を持ち込んで現場はうんざり、でも当のPIは『うちは違う』感に浸っていて、ただただブラックなラボという所もありました。
ちなみにアメリカ式ってどんな感じですか?海外経験PIのどのような振る舞いが現場をうんざりさせるのでしょうか?

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No.12307-16 - 2024/05/15 (水) 00:45:31 - たこ
はっきり言ってそのPIによって全然違いますよ。
院生時代のボスと、ポスドク時の上司も全員アメリカ経験者でしたが。
中途半端にアメリカ式を持ち込んで現場はうんざり、でも当のPIは『うちは違う』感に浸っていて、ただただブラックなラボという所もありました。

労働環境・研究環境を改善ていってもどのみちカネがなきゃそんなの改善できないですよね?
他の方もおっしゃっていますが、コアファシリティーが充実していて、困ったことがあれば学内である程度相談、解決できるというのは大きいかなと思います(旧帝はまともなものがあるのかもしれませんが)。
ただ、金が潤沢になくても研究がちゃんとできているラボもありましたし、PIの人間性も大いに関わると思いますけどね。

日本でも当然あるのかもしれないですが、私が聞いていた通り米国のラボの人間は総じて仕事なんざさっさと終わらせて帰りたいという人ばかりです。
もちろんそうでない人もいるかもしれませんが、私の周りはそんな人ばっかりです。
オンオフが完全に分かれているので、そういうところは24時間戦えますか精神のラボ畜として勉強になります。

今の所感じる日本のいいところと言えば、物流が安定していて発注した商品がすぐ、ちゃんと届くところ、それとアメリカより日本語が通じるところかなぁ・・・
日本でも通じない日本人は結構いますけどね。

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No.12307-15 - 2024/05/14 (火) 17:10:13 - か
正直、日本とアメリカでそんなに違いますかね。(私はヨーロッパを知らないのですが)

国の違いよりも、個人や所属機関の違いの方が大きくて、日本だから海外だからということを思ったことがありません。
アメリカだと細かい言葉が通じないし自分は自分他人は他人なので、私は仕事はしやすかったです。生活するのは大変でしたが。

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No.12307-14 - 2024/05/14 (火) 16:16:26 - 准教授
なかなか味わい深い出題ですね。
PI が海外のやり方を知っていても、ラボメンバーはド日本人です。生真面目、細かい、重箱の隅突き、のやり方が骨の髄まで染み付いています。なので PI がいくら声を大にして欧米風の合理的なやり方を導入しようとしても、パワハラ、アカハラ、見当違い、変わりもんとしか受け止めてもらえないと思います。

例えば欧米では「黙っているのは何も考えていないのと同じ。反論がないのと同じ」と扱われます。「学生が黙っていたからxxxの方針に変更した」と言って大胆な改革を行ったら一発でパワハラ認定くらっちゃうと思います。そうこうしているうちに最初は意気軒昂だった PI もだんだん日本のやり方にまみれていくのですよ。

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No.12307-13 - 2024/05/13 (月) 23:41:28 - SN
もう一点、学生の研究環境(給与の有無、就活の有無)が大きな違いだと思います。長期的な視点に立てること、PIによって学生の数を決められることなどが挙げられます。
これまでのコメントにもあるように、そもそもの研究体制・環境が大きく異なるので、海外で研究をしていた(組織内政治ではなく)だけでは生産性は変わらないでしょう。

研究予算の都合はあるにしろ、日本では給与無しの学生が自動的に毎年数人は研究室に入ってくるはずなので(人件費がかからないのは良い?)、いかに継続性を持たせて研究や指導の質を保つかで生産性は大きく変わると思います。ただしPIの資質が重要で、PI自身が生産性のない(新規性無し、独創性無し)場合、いくら学生が頑張っても上限が決まっているので生産性は上がらないと思います。海外での研究でこの点は上がる可能性はありますが、海外に行かなくても能力の高い研究者であれば自ずと生産性は高くなるでしょう。

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No.12307-12 - 2024/05/12 (日) 15:47:17 - 独り言
海外のラボでのボスの論理的思考力とか勉強にはなった。

それ以外では、大学の共用機器が充実しており、顕微鏡など各機器に専属テクニシャンが雇用されており、使い方はもちろん、機器によってはその実験をすべて行ってくれたり、効率化している。
しかし、日本の大学でもそもそも予算的に、共用機器や、専属のテクニシャンなんて雇用できるわけないので、その結果、すべての実験は、ずべてラボでまかなうことになり、各学生やポスドクが、すべての実験をせざるを得ないため、実験従事時間に差がでるのは当たり前と思う。

(無題) 削除/引用
No.12307-11 - 2024/05/12 (日) 11:10:00 - おお
Eさんの指摘で思いついたのですが、USとかいろいろなTraining Courseとかある意味充実してます。IT部門とかRやFijiなどの講習とか定期的にやってます。また研究費申請にもそれ専門のスタッフがいて相談に乗ってくれますし。

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