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in-fusionでつまずいてしまう トピック削除
No.12262-TOPIC - 2024/04/05 (金) 17:31:50 - RNA
お世話になります。
すでに樹立されてるpcDNA3.1+ basedのプラスミドに、600 bp程度を挿入したいです。
そのため、in-fusionにて作ろうと思っています。

まず、pcDNA3.1+ basedのプラスミドをiPCRし、11,000 bpをPrime STAR Maxで増幅(20サイクル)させました。
その後続けてDpn処理し、ゲル抽(11,000 bpにバンドは見えていますが、それよりも上にスメアにも出ていました)を行い、11,000 bpバンドを精製をしました。(UV照射時間は2秒もないです)

次に600 bpを別のプラスミドを鋳型にPCRを行い(15サイクル)、続けてDpn処理し、ゲル抽を行い、精製をしました。

ゲル抽出は関東化学シカジーニアスキットを使用していまして、nano-dropでは検出限界以下でしたが、電気泳動ではきちんと検出されました。

iPCR産物 2 ul, PCR産物 2 ul, in-fusion Snap 1 ulを加え、50度、15分反応後、反応液全量を125 ulのXL-10 goldに加え、氷上20分、42度40秒、氷上3 分、その後、1 ml LBを加え、1時間37度で震盪培養しました。

その後、10000 rpm, 1 min遠心、上清を捨てたのち、50 ulで再度懸濁させた菌体をLB/Amp寒天培地にまきました。

コントロールとしては、in-fusion Snap 1 ulの代わりに水を1 ul加えた、5 ulを形質転換しました。

結果、それぞれから5コロニーほどが出る程度で、いずれもコロニーPCR陰性でした。

コロニーPCRの信用性はしばしば問題になりますが、今回、コロニー数が両プレートで変わらないことから、そもそもinfusionクローニングがうまくいっていないか、iPCRの量が少なすぎるのではと考えています。
そもそもiPCR直後にスメアになったのも不穏です。

infusionキットは購入したばかりですが使用経験はありません。
プライマーの設計は自動で作製したもので3度チェックを行い間違いはないことを確認しています。
これだえの情報ではなんとも言えないかもしれませんが、うまくいかないことはそんなにあるものでしょうか。ご助言いただけましたら幸いです。
 
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私はin-fusionやめました 削除/引用
No.12262-8 - 2024/05/08 (水) 12:00:44 - oyaji
私は10年前にin fusionやめました。
上手く行く時もありました。
確実性がやや低い。コンピタントを購入することが多い(高効率コンピタントが必要)。
数キロまでなら古典的な手法で大概行けます。

資金に余裕があれば、カスタムオーダーでプラスミド作成をお願いできるようです。

(無題) 削除/引用
No.12262-7 - 2024/04/08 (月) 13:17:30 - おお
UVについては、幅が広いコームを使い、レーンの端だけ当たる様にアルミホイルを敷いて端で検出される場所を切り取る手はあります。

(無題) 削除/引用
No.12262-6 - 2024/04/08 (月) 09:20:58 - ぽー
指摘のないところで改善点をあげるとするとすれば、
・in fusion反応の温度の厳密性
 →ヒートブロックではうまくいかなくてもPCRの機械でやるとうまく言った経験があります。
・in fusion反応の時間を延ばす(30分くらい)
・ベクター量が少ないとうまくいかないこともあります。

(無題) 削除/引用
No.12262-5 - 2024/04/07 (日) 23:56:43 - SYBR master
>[Re:1] RNAさんは書きました :
> その後続けてDpn処理し、ゲル抽(11,000 bpにバンドは見えていますが、それよりも上にスメアにも出ていました)を行い、11,000 bpバンドを精製をしました。(UV照射時間は2秒もないです)

個人的には、この部分が気になります。11KのDNAのバンドにUVを照射した場合、UVによるチミンダイマーは長さに比例して入りやすくなるので(単なる確率論です)、例え2 secでも確実に入ると私は考えます。ダイマーが入れば、それは下流のアプリケーションでは使用できないDNAに為りやすいです。

この部分を、Blue lightで光る蛍光色素とか、自然光下で目視できるような、染色に変えた方が、よりDNAのダメージが防げるので取り入れた方が良いと思います。

>[Re:2] おおさんは書きました :
> 私ならまずPCRを改善するかなと思います。
> どうしてもPCRが改善できない場合はベクター側も2つに分けて3ピースでIn-fusionするかな。Ampのあたりで2つに分けるとうまくIn fusionが成り立たなかったProductsは淘汰されるだろうしいいかもしれない。

私も上手くいかないなら、PCRの改善と、ベクター側の断片化はやると思います。

(無題) 削除/引用
No.12262-4 - 2024/04/07 (日) 10:23:01 - おお
>ゲル抽出は関東化学シカジーニアスキットを使用していまして、nano-dropでは検出限界以下でしたが、電気泳動ではきちんと検出されました。

多分30から50マイクロL程度の容量だから少ない場合はエタ沈して全部使うとかできるはずです。
エチブロを使っているなら電気泳動での検出力は非常に良くて5ngですから、うっすいけど見えるってくらいなら10ng程度と思っていいと思います。また、ちゃんと見える程度のバンドであれば、マーカーとの比較で大体の量を見積もることができます。

また、ネガティブコントロールで5個ほど出ているなら、量的にはワークしていると考えていいと思います。私は昔の通常のLigationでは余裕があるときはネガティブコントロールだけで形質転換して、バックグランドが数個になるぐらいの量をLigationして形質転換してました(そうするとポジティブのクローンの割合が高くなるため)。量の問題よりもPCRとかなにか違う問題があるのだろうと思っています。

(無題) 削除/引用
No.12262-3 - 2024/04/06 (土) 13:57:22 - ExoIII
ベクター側をPCRではなく制限酵素処理で調製することはできませんか。

(無題) 削除/引用
No.12262-2 - 2024/04/06 (土) 05:13:50 - おお
>pcDNA3.1+ basedのプラスミドをiPCRし、11,000 bp....ゲル抽(11,000 bpにバンドは見えていますが、それよりも上にスメアにも出ていました)を行い、11,000 bpバンドを精製をしました。(UV照射時間は2秒もないです)

私ならまずPCRを改善するかなと思います。
どうしてもPCRが改善できない場合はベクター側も2つに分けて3ピースでIn-fusionするかな。Ampのあたりで2つに分けるとうまくIn fusionが成り立たなかったProductsは淘汰されるだろうしいいかもしれない。

量的なものはPCRチューブを4本ぐらい使ってやれば回収量も理論上4バイになりますから。8連チューブ全部使うとかも。

in-fusionでつまずいてしまう 削除/引用
No.12262-1 - 2024/04/05 (金) 17:31:50 - RNA
お世話になります。
すでに樹立されてるpcDNA3.1+ basedのプラスミドに、600 bp程度を挿入したいです。
そのため、in-fusionにて作ろうと思っています。

まず、pcDNA3.1+ basedのプラスミドをiPCRし、11,000 bpをPrime STAR Maxで増幅(20サイクル)させました。
その後続けてDpn処理し、ゲル抽(11,000 bpにバンドは見えていますが、それよりも上にスメアにも出ていました)を行い、11,000 bpバンドを精製をしました。(UV照射時間は2秒もないです)

次に600 bpを別のプラスミドを鋳型にPCRを行い(15サイクル)、続けてDpn処理し、ゲル抽を行い、精製をしました。

ゲル抽出は関東化学シカジーニアスキットを使用していまして、nano-dropでは検出限界以下でしたが、電気泳動ではきちんと検出されました。

iPCR産物 2 ul, PCR産物 2 ul, in-fusion Snap 1 ulを加え、50度、15分反応後、反応液全量を125 ulのXL-10 goldに加え、氷上20分、42度40秒、氷上3 分、その後、1 ml LBを加え、1時間37度で震盪培養しました。

その後、10000 rpm, 1 min遠心、上清を捨てたのち、50 ulで再度懸濁させた菌体をLB/Amp寒天培地にまきました。

コントロールとしては、in-fusion Snap 1 ulの代わりに水を1 ul加えた、5 ulを形質転換しました。

結果、それぞれから5コロニーほどが出る程度で、いずれもコロニーPCR陰性でした。

コロニーPCRの信用性はしばしば問題になりますが、今回、コロニー数が両プレートで変わらないことから、そもそもinfusionクローニングがうまくいっていないか、iPCRの量が少なすぎるのではと考えています。
そもそもiPCR直後にスメアになったのも不穏です。

infusionキットは購入したばかりですが使用経験はありません。
プライマーの設計は自動で作製したもので3度チェックを行い間違いはないことを確認しています。
これだえの情報ではなんとも言えないかもしれませんが、うまくいかないことはそんなにあるものでしょうか。ご助言いただけましたら幸いです。

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