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LC-MS/MSによるアンジオテンシンの検出 トピック削除
No.12260-TOPIC - 2024/04/04 (木) 18:51:13 - KS
LC-MS/MSによるアンジオテンシンペプチドの網羅的定量法の確立を行なっています。
使用機器は、LCMS-8050(島津)です。液クロも島津の機器を使用しています。
測定対象は、アンジオテンシン1、アンジオテンシン2、アンジオテンシン1-7の3種類です。

最初、自動最適化によるMS条件の検討を試みましたが、検出されたm/zでカラムをつけて測定するとピークは見られず。
そこで、文献調査から候補となるプリカーサー/プロダクトイオンのm/zを手動で設定して測定したところ、アンジオテンシン2と1-7の2つは高感度で検出できましたが、アンジオテンシン1の検出ができません。

文献では、アンジオテンシン1のm/zとして、「433.1>619.3」と「433.1>647.4」の2つが最有力です。
当研究室の機器ではこの2つはうまく見えないのですが、原因としてはプロダクトイオンのm/z 619.3と647.4が検出できていないことと考えています(プリカーサーイオンは見えていることは確認しています)。

実際に、MSスペクトルを見ても600付近にシグナルはありませんでした。
おそらく、デフォルトで設定されているフラグメンテーションの条件がキツいために分解していると予想しています。
今後の対策として、
@「433.1>619.3」と「433.1>647.4」に手動で設定して、コリジョンエナジーのみ自動最適化を行う(現在CEは文献値を使用)。
ACIDガスの圧力を手動で下げることで、フラグメンテーションを緩徐にする。
の2パターンを考えていますが、いかがでしょうか。他に両案などあればご教示いただきたく、皆様のご意見等伺えますと幸いです。
なお、モニターしているイオンはいずれもプロトン付加のみです。
 
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(無題) 削除/引用
No.12260-3 - 2024/04/06 (土) 01:38:58 - KS
>Trackerさま
>自動最適化によるMS条件の検討、というのは実際に使用するLCの移動相環境で実施されましたか?
→移動相は実際に使用するものです。
カラムをつける時は0.2%ギ酸 in dH20 / 0.2%ギ酸 in アセニトの2つでグラジエンとを組んでいますが、最適化の時は機器の説明書に従い、カラムをつけずにサンプルを打っています(移動層は便宜上、1:1で流しました)。

>あと、433.1>513.2で取っている例もあるみたいですね。
>カラムに通しながらプレカーサーイオン433.1に対するプロダクトイオンスキャンをやると思います。
→島津の機器ですと、「メゾットの最適化」というボタンがあり、自動的にプロダクトイオンを探索するモードがあるのですが、カラムをつけた状態でこれを実施するということでしょうか?また、この際には移動層のグラジエントの条件なども実測定を想定した設定にするということでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.12260-2 - 2024/04/04 (木) 21:27:26 - Tracker
自動最適化によるMS条件の検討、というのは実際に使用するLCの移動相環境で実施されましたか?

あと、433.1>513.2で取っている例もあるみたいですね。
カラムに通しながらプレカーサーイオン433.1に対するプロダクトイオンスキャンをやると思います。

LC-MS/MSによるアンジオテンシンの検出 削除/引用
No.12260-1 - 2024/04/04 (木) 18:51:13 - KS
LC-MS/MSによるアンジオテンシンペプチドの網羅的定量法の確立を行なっています。
使用機器は、LCMS-8050(島津)です。液クロも島津の機器を使用しています。
測定対象は、アンジオテンシン1、アンジオテンシン2、アンジオテンシン1-7の3種類です。

最初、自動最適化によるMS条件の検討を試みましたが、検出されたm/zでカラムをつけて測定するとピークは見られず。
そこで、文献調査から候補となるプリカーサー/プロダクトイオンのm/zを手動で設定して測定したところ、アンジオテンシン2と1-7の2つは高感度で検出できましたが、アンジオテンシン1の検出ができません。

文献では、アンジオテンシン1のm/zとして、「433.1>619.3」と「433.1>647.4」の2つが最有力です。
当研究室の機器ではこの2つはうまく見えないのですが、原因としてはプロダクトイオンのm/z 619.3と647.4が検出できていないことと考えています(プリカーサーイオンは見えていることは確認しています)。

実際に、MSスペクトルを見ても600付近にシグナルはありませんでした。
おそらく、デフォルトで設定されているフラグメンテーションの条件がキツいために分解していると予想しています。
今後の対策として、
@「433.1>619.3」と「433.1>647.4」に手動で設定して、コリジョンエナジーのみ自動最適化を行う(現在CEは文献値を使用)。
ACIDガスの圧力を手動で下げることで、フラグメンテーションを緩徐にする。
の2パターンを考えていますが、いかがでしょうか。他に両案などあればご教示いただきたく、皆様のご意見等伺えますと幸いです。
なお、モニターしているイオンはいずれもプロトン付加のみです。

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