ハラスメントと感じたら相談したほうがいいですね。特にあなた以外の人も同様のことで困っているならば、公共の利益の面でもそれは社会的意義があると思います。
今まで色々なとこで働いて、いろんな人を見てきて、これはほぼ自信持って断言できることは、研究成果は50%は運, 40%は研究環境、本人の資質はせいぜい10%くらいです。言い方変えれば、テーマが当たってたり、前任者がすでに良いデータを残していて、一番手間かかるところはすでに終わらせていたりして、あとはやればできる状態だったり、研究費や人材、所属機関内の技術的なサポート環境が充実してたり(この辺は海外と日本の一番の違いかなと思う)すれば、たとえ当人はイマイチあれな人でも、実力以上の成果が出てしまいます。逆にテーマがはずれてたり(ラボの仮説が間違ってるとか、既存研究の亜流とか)、環境に恵まれないと、当人の資質は非常に高くても、そういう中では成果を上げることは大変難しいです。だから思うような成果が出なかったのはあなたに原因があるのではなく、別のところにあるように思います。
見方を変えると研究環境が変われば、これからいくらでもチャンスはありますし、事態は一変することがあります。実際そういう例はいくつか見てきました。私の知人で、ポスドクの時の上司の偉い教授に、「あなたにこれ以上お金かけられません、研究者には向かないですからやめてください」宣告されて(実際にはもっと直接的な厳しいこと言われたらしいです)、キレてよその研究機関に異動して、たまたまいった先のテーマや研究環境が合っていて短期間で仕事が進み、今はその分野では世界的にもそこそこ知られてる研究を展開している先生もいます。何があっても内に篭らずつねに楽観的でいられることは研究者には重要なスキルです。 |
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