plasmidを増幅、精製した後で、Vector Map見てまずは制限酵素処理してインサート切り出して電気泳動して、コンストラクト自体に何か問題ないかどうか(チューブのラベルと違うコンストラクトではないかも含めてわかるので)は確認することですね。コンタミも含めて、元々意図したものと違う、よくわからないものが増えてしまっていることも可能性としては高くないながらもたまにあります。
コンストラクトが問題ないことが確認できたら、あとTansfection以降の問題になりますが、transfectionの成否は、細胞とTransfection試薬の間のマッチングが重要な要因で、しばしば細胞と試薬の間の合う合わないがあるので、複数のメーカーの試薬で検討した方が良いですね。(小容量の無料サンプルもよく見かけるので探してみてください)transfection後のタイムコースも見るべきで、12, 24, 48, 72時間後とかでサンプリングしてwestern blottingして、蛋白質レベルでの発現のおおよそのピークを把握することも必要ですね。発現の時間的変化は遺伝子それぞれでちうので、あなたのみたいものがどんな感じかは以降の実験をデザインする上でも知っておく必要があります。
あとwestern blottingで使っている抗体は大丈夫でしょうか。あなたのみたいタンパク質が確実に存在するサンプル(positive control)できちんと反応するかどうかもチェックした方が良いですね。
以上の点をstep by stepでチェックしていくことで、原因は絞り込めると思います。 |
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