皆様どうも有難うございます。
7744さん
Negative selectionのkitの場合は、lineageマーカー陽性細胞を除去できても、lineageマーカーを発現していない造血幹細胞、前駆細胞がB細胞と一緒にnegative fractionに残る可能性を危惧しておりました。CD43抗体を含めたカクテルでnon-B lineageの細胞を除去する製品を用いて造血幹細胞、前駆細胞を除去できるかどうかは、CD43の発現レベル(勉強不足で知りませんでした)によると思われるので、調べてみたところ、マウス造血幹細胞でのCD43の発現が報告されている事が分かりました。よって、CD43抗体を含むnegative selectionは造血幹細胞、前駆細胞を除去できる可能性が高いと思われますので、トライしてみたいと思います。どうも有難うございました。
免疫さん
御指摘の点(in vivoとin vitroの違い)は重要で、専門の方の御意見をここで伺えると有り難いと思っておりました。抗体療法のin vivoでの効果が、補体やeffector細胞を介した細胞死で完全に説明されるのかどうか、勉強不足で知りませんでした。昔の論文ではRituximabのdirect effectによりin vitroでapoptosisが誘導されるとの報告も見られるのですが、この点については結論が既に得られている(少なくともRituximabの場合はdirect effectではなく、主にCDC/ADCCを介した細胞死でその効果が誘導される)との理解でよろしいでしょうか? その場合は、B220ビーズでのpositive selectionも問題ない(マクロファージ他effector細胞の混入がない事が条件ですが)と思われるので、negative selectionがうまく行かない場合には検討してみます。どうも有難うございました。 |
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