Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 新しいテーマで話を始める場合、質問をする場合は「新しいトピックを作る」から書き込みをしてください。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

新しいトピックを作る | トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

8M 尿素溶液の保存法 トピック削除
No.12185-TOPIC - 2024/02/22 (木) 11:14:44 - tzm
簡単な質問ですみません。蛋白変性剤で8M 尿素を使用したいのですが、保存は常温だとシアン酸が発生することがあり、毎回調整が良いと本には書いてありますが、毎回調整するのは、結構手間ではあります。
みなさん、常温で保存の経験ありますか。または冷凍保存が良いとかありますか。


組成は
尿素 8M
Tris base 50mM
HCI
Ph8.5
ミリQ水
です。
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



11件 ( 1 〜 11 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.12185-11 - 2024/02/23 (金) 13:48:02 - おお
キャピラリー型はプレランの工程はないのかしら。核酸とウレア由来シアン酸との反応は蛋白で色々指摘されているにもかかわらず、聞いたことがないですね。。。核酸につかうウレア入のバッファー等の商品が室温保存だったりして、核酸は大丈夫なんやと漠然と思ってましたが、、、
Ureaの入った状況でRNAをボイルして、Ureaの入った変性条件下のゲルで泳動して、更にそこから切り出して使うとかありますもんね。

(無題) 削除/引用
No.12185-10 - 2024/02/23 (金) 11:47:50 - toto
話がずれますが、この件で昔から不思議に思ってるのが、キャピラリー型のシークエンサーで使われるポリマーです。これも確か、尿素溶液のはず。使用期限が4度で数ヶ月とされてますが、実際には機械の中に入れて1−2週間は室温に置かれます。mMオーダー程度シアン酸とアンモニア、カーボネートができても全体の数%程度なので泳動自体には影響せず、また塩基との反応は無視できる程度、ということなのでしょうか。それとも、ポリマーにはureaでない、別のものが使われてるのか、あるいは何か安定化剤がはいってるのでしょうか?単なる好奇心ですが、どなたかご存じであれば教えてください。

(無題) 削除/引用
No.12185-9 - 2024/02/23 (金) 06:39:06 - おお
DOI: 10.1016/0005-2795(71)90003-1
1Mで0度で一日数マイクロモルのシアン酸が発生していることになりますかねぇ。

DOI: 10.1016/0003-2697(64)90135-6
6.6Mで5度のときmM単位で30日前後で立ち上がりが見られますね。常温だと10日でも5mMほど発生している。

1gの数十kDaの蛋白で1 mg/ml なら10マイクロMぐらいでしょうかね。
まあ蛋白に対しての反応性も考慮するべきですけど量的には嫌な感じですね。
(計算間違ってたらご指摘ください)

8Mは4度で溶けますでしょうか。凍結で確かにマシにはなりそうですが、数字がわかりませんし。析出していたら溶かす面倒もなくはない(作るより楽かもしれませんが)。

あと高濃度のUreaとかボトルに入れて立てておいても、どういうわけか蓋の周りにUreaが吹き出るように析出してきたりする。

それとTrisは攻撃されないのかしら?

また、蛋白へのcarbamylationを保護するのにヒスチジンなどのアミノ酸を入れておくと良いなんていう話もありました。
https://patents.google.com/patent/WO2005051979A1/en

(無題) 削除/引用
No.12185-8 - 2024/02/22 (木) 20:55:45 - バチラス
6M尿素+2Mチオ尿素溶液を含むサンプルバッファーをSDS-PAGEに用いています。常温で調整し、-80℃で小分けにして保存していますが、PAGE後のイムノブロットでは標的が単一バンドとして検出されており、カルバミル化でスメアーになるなどのトラブルは今のところありません。イオン交換レジンで溶液中のシアン酸を除去してから使うプロトコルもあるようですが、めんどくさいので尿素とチオ尿素だけは新品を買ってそのまま使用しています。

(無題) 削除/引用
No.12185-7 - 2024/02/22 (木) 20:08:41 - Bhじゅ
尿素は低温ではたいへん溶けにくく析出しますので、とかす時は室温ないし37℃程度(ただしこれを超えるような高温は避けるべき)にしばらくおいて十分溶かしたのち、よく混和して均一にしてからお使いください。高温に晒したり溶液状態であまり長期間放置していると尿素が分解してタンパク質のシステイン残基を修飾するようなあまりよろしくない物質が生じてきます。なので一度溶解したものは再凍結はせず捨てたほうがいいです。

(無題) 削除/引用
No.12185-6 - 2024/02/22 (木) 16:31:05 - tzm
qqさん
ありがとうございます。たしかにそのやり方なら、すぐに作れそうですね。


Bhじゅさん
1回の必要量プラスαでチューブに分注して-80℃凍結するとありますが、-80℃で分注凍結すれば、解凍しても問題なく8M尿素溶液として使用できるということですか。

(無題) 削除/引用
No.12185-5 - 2024/02/22 (木) 14:14:38 - Bhじゅ
8M尿素はほぼ飽和に近いので、高濃度ストック溶液は作れません。なのでやり方は2つで、

用事調製する。(私たちはそうしてます)

あるいは

その組成の溶液を作成して、1回の必要量プラスαでチューブに分注して-80℃凍結する。

ということになると思われます。

(無題) 削除/引用
No.12185-4 - 2024/02/22 (木) 14:09:51 - qq
あなたの作成方法は正統な気もしますが、もっと簡便な方法を選ぶ場合が多いのではないでしょうか。
私の場合、
1)1M Tris-HCl(pH8.5)を作成する。
2)24gの尿素に、2.5mlの1M Tris-HCl(pH8.5)を加え、DWを23ml程度加え溶解する。
3)必要であれば、pHを確認してHCl/NaOHで調整する。
4)50mlに液量を揃えて、再度、全重量を測定できると嬉しいですね。

全重量が判ると、DW+pH調製用の数滴の重量が判るので、全体積を測定しないという暴挙もありうるのです。

(無題) 削除/引用
No.12185-3 - 2024/02/22 (木) 13:05:28 - tzm
qqさん
24gの尿素、300rのtris baseを50mlのチューブに入れて、ミリQ水を足したあとに尿素が溶けるまで混合し、その後に1N HCLを足して、Ph8.5に併せて、最後にミリQ水をもう少し足して、50mlにメスアップしました。

(無題) 削除/引用
No.12185-2 - 2024/02/22 (木) 12:32:31 - qq
組成だけだとどうやって作っているのか分からない。
あなたはどのようにして調製・整しているのでしょうか?

8M 尿素溶液の保存法 削除/引用
No.12185-1 - 2024/02/22 (木) 11:14:44 - tzm
簡単な質問ですみません。蛋白変性剤で8M 尿素を使用したいのですが、保存は常温だとシアン酸が発生することがあり、毎回調整が良いと本には書いてありますが、毎回調整するのは、結構手間ではあります。
みなさん、常温で保存の経験ありますか。または冷凍保存が良いとかありますか。


組成は
尿素 8M
Tris base 50mM
HCI
Ph8.5
ミリQ水
です。

11件 ( 1 〜 11 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を

このトピックにメッセージを投稿する
名前 
メール   アドレス非公開
   タイトル 
本文      
設定  クッキーを保存(次回の入力の手間を省けます)
上に上げない(トピックの一覧で一番上に移動させません)
解決(問題が解決した際にチェックしてください)
暗証  半角英数字8-12文字の暗証番号を入れると、あとで削除、修正ができます。
送信 

〔使い方〕
  • 「アドレス非公開」をチェックすれば、自分のメールアドレスを公開しないで他の方からメールを受け取れます。
  • 問題が解決した際には、解決ボタンをチェックして解決した旨のコメントをつけてください。これは、初めにトピックを作った人と管理人のみが可能です。
  • 半角カタカナ、機種依存文字(全角ローマ数字、○の中の数字等)は文字化けの原因となりますので使わないでください。