しても良い再使用の回数は、使用目的によると思います。参考までに次の経験があります。
ゼラチンコートしてから、共焦点顕微鏡で観察すると、次のように細胞が見えます
再使用せずに濃いとき:
たとえると沼の底の深いドロドロに沈んだように細胞が見える。細胞は丸っぽい。
沈み方は細胞によってまちまち。Z軸方向で長くなる。
高倍率レンズでみると、焦点深度に入りきらないでフォーカスがあっていない細胞もでる
再使用を数回した後:
沼の底のドロドロは浅くなり、細胞による沈み方のバラツキは小さくなる。
そのため高倍率でみても、ほぼ全ての細胞にフォーカスがあった状態になりやすい
各々の細胞は丸っぽい
コートしていないとき
細胞が接着しても、プラスチック上に薄く広がっている。細胞平べったい。
Z軸方向で、細胞同士のバラツキは当然ながら無い
文字にすると理解しにくい表現かと思いますが、こんな感じです。
それから細胞外マトリックスは、細胞機能に影響しますから、使用目的に厳密性が求められるなら、再使用を避けた方が無難です。
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