オリジナルのデータを提出させる出版社側の意図としては、不正(画像の使い回しなど)を見抜きやすいから、だと思われます。つまり、使い回しが疑われる場合にその他の箇所の汚れや非特異シグナルやメンブレンの形状などを材料にして”画像の使い回し”かどうかの判断ができるということです。ですので、全面のデータを提出するのがすべての雑誌においての要求に完璧に答える事ができるやり方でしょう(全面データを提出せよと明確に指示している雑誌もあるかもしれません)。しかし、現実的には切ったメンブレンで取得した画像をオリジナルデータとしてsupple.で提出しているケースも多いと思います。
個人的には全面を使うのが好みなのでリプロービングして複数の抗体で検出しますが、ストリッピングすると定量性が下がるとも言われているので定量性が重要なときは2枚(もしくは1枚のゲルの左半分/右半分)でやったりします。 |
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