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グルコース濃度 トピック削除
No.12059-TOPIC - 2024/01/04 (木) 19:50:23 - Glc
お世話になります。

私が2年前から所属する研究室ではHEK293Tを主に扱っています。
以前のラボでは5% FBS in DMEM (4.5 g/l Glucose)で培養していたのですが、今のラボで扱うDMEMは1 g/l Glucoseでした。

HEK293T細胞をこの培地で培養しても問題なく増えますし遺伝子導入も行えています。
ただし、ATCCによるとHEK293Tはやはり4.5 g/l Glucoseで飼うよう書かれてあります。
atcc.org/products/crl-3216

今のラボがlow glucose DMEMを使用していたことには加わって2年後に知りました。
皆様の研究室ではどのようにHEK293Tを飼育されていますでしょうか?
もう1 g/lにadaptされたものとして引き続きlow glucose DMEMで飼育していくべきか、悩んでいます。

low glucose DMEMだと知っていた方が一部いまして、その方は不足分を自分で加えていると言われていました。それならもうラボで統一して4.5 g/l Glucoseのものを買ってはどうかと思えてきます。
当方のラボではパウダーから培地を技官さんが作製してくださっています。
 
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(無題) 削除/引用
No.12059-5 - 2024/01/09 (火) 14:29:57 - ぽー
おおさん
>糖尿病でもありえないほどの濃度だと揶揄されることがあります。実際糖尿
>病関連の実験でHigh glucose使ってるのかしら。

糖尿病の解析では4.5g/l(高血糖)と1g/l(健常人)の2つを比較することがよくあります。
マイルドにしたいのであれば2g/lなどで行うことも多いですが、4.5g/lは普通に使われている濃度です。
ただ、グルコース濃度を変えることでAMPKの活性を変えてしまうことが多いため、培地交換頻度などのシビアな条件検討が求められることもあります。

(無題) 削除/引用
No.12059-4 - 2024/01/08 (月) 10:45:25 - LPS
予想されるように、培養液中のグルコース濃度は、時間と共にどんどん下がっていきます。そのれはもちろん、細胞種や細胞密度にも関係しています。
細胞が、低グルコースで培養された際、糖鎖の修飾が明らかに減少した経験があります。
また、糖鎖が変化することも報告されているようです。

(無題) 削除/引用
No.12059-3 - 2024/01/05 (金) 15:19:59 - おお
>4.5g/Lが生理的濃度からみてどのような値かしらべてみてください。

糖尿病でもありえないほどの濃度だと揶揄されることがあります。実際糖尿病関連の実験でHigh glucose使ってるのかしら。

培養のコンディションが変わると昔そのラボで取ったデータと同様のデーターが取れなくなる可能性もあるし、逆にあなたが昔のラボでやってた実験をLow glucoseでやるとデーターが違うかもしれない。ラボで混在すれば、ある人のデーターと同様の実験をしても同じような結果にならない可能性もあるし。たまたまあなたが継代したときにDishを一枚急ぎで必要な人に渡したとかあったなら、Highでなさられた細胞で結果が乱れたりするかもしれない。まあそれであいつは培養がなってないとか言われるかどうかわかりませんけど。

そんなこんなでラボで一度相談して統一してください。もし昔のラボで使った細胞と同様な結果が出ないなら、昔のラボから送ってもらって、あなた専用の細胞としてHighで継代して使えばいい。研究室の数だけ同じ名前の細胞の亜株があるというように思うことがたまにあります。

(無題) 削除/引用
No.12059-2 - 2024/01/05 (金) 12:32:41 - vtgyhuj
4.5g/L glucoseの方が増殖が速い細胞があるようなので、そういう細胞は推奨されていると思います。生物学的な観点からというよりも実用面からのような気がしています。経験では腫瘍細胞由来の細胞株では培地のpH低下は4.5g/Lの方が明らかに速いようには思います(割と早くオレンジ色になる)。増殖に問題ないので合えば培地の種類も供給元や論文によりしばしば異なりますし、何かを比較をする際に、培地の種類や1g/Lglucose mediumでのデータと4.5g/Lglucoseのデータが混在しないように統一すればどちらでもいいと思います。
Low gucoseと言われるので誤解がありますが、健康な人の空腹時血中グルコース濃度は1g/L前後ですので、これは生理的なglucose濃度とおもいます。4.5g/Lが生理的濃度からみてどのような値かしらべてみてください。

グルコース濃度 削除/引用
No.12059-1 - 2024/01/04 (木) 19:50:23 - Glc
お世話になります。

私が2年前から所属する研究室ではHEK293Tを主に扱っています。
以前のラボでは5% FBS in DMEM (4.5 g/l Glucose)で培養していたのですが、今のラボで扱うDMEMは1 g/l Glucoseでした。

HEK293T細胞をこの培地で培養しても問題なく増えますし遺伝子導入も行えています。
ただし、ATCCによるとHEK293Tはやはり4.5 g/l Glucoseで飼うよう書かれてあります。
atcc.org/products/crl-3216

今のラボがlow glucose DMEMを使用していたことには加わって2年後に知りました。
皆様の研究室ではどのようにHEK293Tを飼育されていますでしょうか?
もう1 g/lにadaptされたものとして引き続きlow glucose DMEMで飼育していくべきか、悩んでいます。

low glucose DMEMだと知っていた方が一部いまして、その方は不足分を自分で加えていると言われていました。それならもうラボで統一して4.5 g/l Glucoseのものを買ってはどうかと思えてきます。
当方のラボではパウダーから培地を技官さんが作製してくださっています。

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