overlapping PCRで元となる2つのDNA断片のくっつき具合が悪くて困っています。
重なる部分は18 ntで、CG含有率=55.5、Tm値=61.9です。
精製済みの2つのDNA断片をそれぞれFinal 0.15 pmol/50 ul (PCR反応液)になるように添加し、プライマーなしで15 cycleのPCRをかけます。
その後、そのPCR産物1 ulをtemplateにしてプライマーあり(一方のFowardともう片方のReverseを用いて全長を挟み込むように)で30 cycleのPCRをかけます。
プライマーなしPCR後、プライマーありのtemplateとして添加する前にはゲル精製はしていません。
プライマーあり後に電気泳動すると、大元のDNA断片と思しき長さのバンドが強く出てしまいます。overlappingしている長さのバンドも出ているのですが、大元の断片よりも薄いです。
[overlapping成功]/[大元の残り]のバンド強度の比率が1/3くらいです。
この状況に困っています。
(それとも[overlapping成功]/[大元の残り]の比率はこんなもんなのでしょうか。purification PCR (プライマーあり)で30 cycleもかけているのでそんなはずはないですよね。。。)
プライマーなしのPCR時にきちんとoverlappingしていないことが原因だと考えています。
検討箇所としては
1. 重なる部分の再設計
2. プライマーなしのPCRのアニーリング温度
3. プライマーなしのPCR後に一旦ゲル精製をする
だと思うのですが、他に検討すべき箇所がありますでしょうか。
また、1, 2, 3に関してもアドバイスいただければ幸いと存じます。
例えば、2は下げた方がいいのでしょうか?
3はそもそも可能なのでしょうか。(プライマーなしのPCR後はDNAが薄くてゲル精製不可?)
ご経験ありましたらアドバイスいただけますと幸いと存じます。
よろしくお願いします。 |
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