タグ付きの免疫沈降に関する質問です。
今分かっていることとしてタンパク質AとBがタンパク質Cに結合することがわかっています。
AとBは同じようなドメイン構造を持っており、AとBに共通するドメインがCに結合し、AとBもそのドメインを介して結合しております。
今AとCの結合に対してBの存在が影響するかという実験をしていますが、HEK293TcellにHA-Aタンパク、HA-Bタンパク、HA-Cタンパクを強発現させ、Cタンパク抗体で免疫沈降し、HA抗体を用いてWBでAタンパク、Bタンパク、Cタンパクを描出したところ、Aタンパクを単独発現させたよりも、AとBを共発現をした方がAとCの結合が弱く見える結果となりました。同じくBとCとの結合もAの存在下では弱くなっていました。
しかし、同じように今度はHA-Aタンパク、Myc-Bタンパク、HA-Cタンパクを強発現させて、Cタンパク抗体で免疫沈降し、AタンパクはHA抗体で、BタンパクはMyc抗体でWBで描出させたところ、Aタンパクの単独発現時とAとBを共発現時のタンパク質AとCの結合に差はありませんでした。
どちらの結果が正しいのか分かりませんが、描出させたい2つのプレイタンパク質を同じタグ付き(しかもプレイタンパク質同士は結合している)に強発現させて、免疫沈降してもよろしいものなのでしょうか?
ボスに言われるがまましたのですが、同じタグなら2つを認識するのが難しく見かけ上1/2, 1/2 になってしまうから上記のような結果となってしまったとも考えられるかなと思ったのですが、そんなことありえますでしょうか?
結果的にBの存在下でもAとCの結合に影響を及ぼさないという方が、仮説的には正しいのですが、実験結果の違いの解釈に困っております。
教えていただければ幸いです。 |
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