たぬきさん
エイヤで医薬品の安定性試験の計算式(アレニウス式)を当てはめてみました
その場合60℃での保管条件での7日間は37℃換算で約2か月,5℃換算で7年半です。液体培地の使用期限を考慮にいれるとかなり厳しいものと思います。
また低分子だけならば上記の計算は割とよく相関するのですが,みさんのご指摘の通り,タンパクが変性する事で凝集や失活を引き起こすことは容易に想定できます。タンパク質だと40℃以上でも急激に安定性が悪くなることもあるので上記の数字以上に厳しくなるものだと思います。
40℃でも大丈夫と自信をもって言いきるのは難しいと思うので,37℃で試験するのがデータの信頼性の観点から安全なのではないでしょうか。
また上に比べるとminorな部分ですが,これくらい実験温度が変わるとバッファーを使っててもpHが37℃での値から変わるので,厳密な実験をされる際は一度実測してた方がいいと思います。 |
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