>[Re:19] momoさんは書きました :
> 40 mLから1 ugという値はタチの悪いプラスミドであれば普通にあります。そういうケースで無理やりプラスミドを調製しようとして、培養の途中で遠心で菌体を回収し新しいLB+Ampに植え継ぐことを繰り返してかなり改善をみたことがあります。このとき植え継いでしばらくすると濁度が一度ぐっと下がるので、プラスミドを落としたフラクションが多いのだと判断しました。
ファージがいたんじゃないかと思ったりもする。普通は濁度が下がると言うより、上がらないのでは、、、確かampは静菌的ですし。
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> 特にタチが悪いプラスミドの場合はコロニーからスタートしてもそうなります。そのような場合には、これも既に何度も議論されていますが、30℃で培養して、当然収率は落ちるので培養のスケールを上げることになります。
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毒性があるDNA配列があるだろうプラスミドでは、大腸菌が増えないと言うのはあります。そう言う時は多少でもより増える大腸菌株を探して、毒性を抑えるために30度で培養するとか。加えて抗生物質濃度を落とす。(両方ともプラスミドコピー数を減らす工夫)で凌ぐ事はまあまああります。回収直前に37度に戻すと、いくらか収量がふれるかもしれません。
それでも難しいなら、コロニーを懸濁してあるいはミニプレップの時の残りを新しいプレートに塗りつけて回収すると言うあらわざもなくはない。ただ普通にオーバーナイトでやると増え過ぎて死菌が増えるので、数時間で薄い膜が貼ってるような感じの時に回収するようにした方がいい。 |
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