同じくROSA26 locusにCAG-lsl-tdTomatoが挿入されているAi9やAi14ではCre発現前にtdTomatoが低発現することが知られており、その旨がjackson labにも注意書きに記載されています。
ただ今回のtdTomato発現がどの程度かにも依りますので、別な理由があるかも知れません、おっしゃる通りERT2に変異が入って内在性エストロゲンにも反応するようになってしまったとか、可能性はあります。
Tamoxifen未注射でtdTomato陽性細胞が観察されている組織切片を使って、PCRでfloxの組み換えをチェックするのは1案です。
組み換えが起きていなければ、あとはリーク発現の程度問題ですので、今回作製したトレーシングマウスと掛け合わせ前のreporterマウスとで、リーク発現の程度を比較し、その参考データを載せれば手堅い印象です。
もしも組み換えが起きていたら、原因究明をしっかり行わないとおじゃんの危険が... |
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